- ゴルフ用語はスコア系・コース系・ショット系・ルール系の4カテゴリに整理して覚えると効率的
- 「パー」「ボギー」「バーディー」の意味と由来を知ると、ゴルフがもっと楽しくなる
- コースで使う用語(ティーイングエリア、フェアウェイ、グリーンなど)は必須の基礎知識
- ルール用語(OB、ペナルティエリア、ドロップなど)を知らないとプレーに支障が出る
用語がわかると、ゴルフがもっと面白くなる
「アプローチがショートしてカラーに」「ドッグレッグだからレイアップで」。始めたばかりの頃は、先輩ゴルファーのこんな会話が半分暗号に聞こえます。
ゴルフは独特の用語が多いスポーツ。でも基本を押さえれば一気に理解が広がります。ここでは初心者が知っておくべき50の用語を、4カテゴリに分けて紹介します。
スコアに関する用語(12語)
基本スコア用語
- パー (Par): そのホールの基準打数。パー3、パー4、パー5がある
- バーディー (Birdie): パーより1打少ないスコア。パー4を3打で上がること
- イーグル (Eagle): パーより2打少ないスコア。パー5を3打で上がるなど
- アルバトロス (Albatross): パーより3打少ないスコア。極めてレア
- ボギー (Bogey): パーより1打多いスコア。100切りにはボギーペースが目標
- ダブルボギー (Double Bogey): パーより2打多いスコア
- トリプルボギー (Triple Bogey): パーより3打多いスコア
スコア分析用語
- パーオン (Green in Regulation / GIR): 規定打数マイナス2以内でグリーンに乗ること。パー4なら2打以内、パー5なら3打以内。分析画面にGIRと出てくるのはこの数字です。目安はHC20(平均スコア90台半ば)で約16%、スクラッチで約62%。上げ方はGIRとは?パーオン率の目安と上げ方にまとめました
- ボギーオン: 規定打数マイナス1でグリーンに乗ること。パー4なら3打目で
- パーセーブ: パーオンできなかったが、アプローチとパットでパーを拾うこと
- フェアウェイキープ率 (FWキープ率): ティーショットがフェアウェイに乗った割合
- 平均パット数: 1ラウンドあたりのパット数の平均
パーオンと同じ打数で、グリーンのすぐ近く(目安20ヤード以内)まで運べたことを表す指標です。「グリーンを狙ったが惜しくも乗らなかった」ホールは、スコアだけ見ると刻んで進んだホールと区別がつきません。NTGはその「惜しさ」を成果として見える化するもので、実力帯によってはっきり差が出ます。ゴルスコでは、パーオンを逃したホールを対象に「あり/なし」のワンタップで記録できます。
「Birdie」は1900年代初頭のアメリカで生まれた言葉。当時の俗語で「bird」は「素晴らしいもの」を意味し、パーより良いスコアに対して使われるようになりました。
統計画面で出てくる分析用語
スコアを記録するアプリやサイトを使い始めると、この50語には入れていない指標が画面に並びます。どれもグリーンを外したあとの成績を測るもので、名前が似ているせいで混ざりやすい。私も最初は寄せワンとスクランブリングを同じものだと思って数えていて、記録が合わなくなってから違いを知りました。
スクランブリング率
パーオンを逃したホールで、最終スコアがパー以下だった割合。母数はパーオンを外したホールの数です。90台で回る人なら20%前後が目安。アマチュアは18ホールのうち14〜15ホールでグリーンを外すので、スコアの大半はここの後始末で決まっています。計算方法とレベル別の目安はスクランブリング率とは?アプローチ上達の指標にあります。
寄せワン(アップ&ダウン)
グリーンを外した地点から2打で上がること。乗せる寄せがアップ、沈めるパットがダウンです。スクランブリング率とほぼ同じ意味で使われますが、寄せワンはホールの最終スコアを問いません。ティーショットをOBにしたホールでも、グリーン脇から寄せて1パットすれば寄せワンは成功、スクランブリングのほうは失敗になります。目安は90台で約19%、80台前半でも約32%。10回外して8回は寄せきれない、くらいに構えておくとちょうどいいです。数え方の違いは寄せワン率(アップ&ダウン率)の目安と上げ方で表にしました。
サンドセーブ率
サンドセーブ率は、グリーンサイドバンカーから2打以内でホールアウトできた割合です。パーで上がったかどうかは問いません。週末ゴルファーの平均は約9%だそうです。10回入って1回上がれれば平均どおりということなので、砂から一発で出せなかった日も、そこまで珍しい話ではありません。
3つのうちホール単位で数えるのはスクランブリング率だけです。同じラウンドで数字が食い違っても、記録ミスではありません。
コースに関する用語(14語)
コースの構造
- ティーイングエリア: ティーショットを打つ場所。2019年のルール改正で「ティーグラウンド」から名称変更
- フェアウェイ: ティーイングエリアとグリーンの間の芝が短く刈られたエリア
- ラフ: フェアウェイの外側にある芝が長いエリア。ボールが沈んで打ちにくい
- グリーン: パッティングをする場所。芝が最も短く刈られている
- カラー: グリーンの外周部分。グリーンとラフの間の帯状エリア
- バンカー: 砂で作られた障害区域。フェアウェイバンカーとグリーン周りのガードバンカーがある
- ペナルティエリア: 水域や特定の区域(旧名称:ウォーターハザード)。黄杭・赤杭で示される
- OB (Out of Bounds): コースの境界線の外。白杭で示され、1打罰で打ち直し
コースレイアウト
- ドッグレッグ: ホールの途中でフェアウェイが曲がっている形状。犬の後ろ足に似ていることが由来
- 打ち上げ/打ち下ろし: グリーンが高い位置/低い位置にあるホール
- インコース/アウトコース: 後半9ホール/前半9ホール。由来はリンクスで「出ていくコース」と「戻るコース」
- スループレー: 昼食休憩なしで18ホールを続けてプレーすること
- ショートホール/ミドルホール/ロングホール: パー3/パー4/パー5の和製英語
- ピン(フラッグスティック): グリーン上のカップに立てられた旗竿
ショットに関する用語(14語)
ショットの種類
- ティーショット: 各ホールの第1打
- アプローチ: グリーンを狙う短い距離のショット。一般的に100ヤード以内
- パット: グリーン上でパターを使って転がすショット
- チップショット: グリーン周りから低い球で転がすアプローチ
- ピッチショット: ボールを高く上げて止めるアプローチ
- バンカーショット: バンカーからの脱出ショット
- レイアップ: 障害物を避けるために意図的に短い距離を打つこと
- リカバリーショット: ミスした後のピンチを挽回するショット
ボールの飛び方
- スライス: 右に大きく曲がる球(右打ちの場合)。初心者に多い
- フック: 左に大きく曲がる球(右打ちの場合)
- フェード: わずかに右に曲がる球。コントロールされたスライス
- ドロー: わずかに左に曲がる球。コントロールされたフック
- ダフり: ボールの手前の地面を打ってしまうミス
- トップ: ボールの上部を打ってしまい、低い弾道で転がるミス
ルール・マナーに関する用語(10語)
- 暫定球: OBの可能性がある場合に、時間短縮のため先に打っておく予備の球
- ドロップ: ペナルティエリアやアンプレヤブル後に、ルールに従ってボールを膝の高さから落とすこと
- アンプレヤブル: ボールが打てない状態と判断し、1打罰で救済を受けること
- ロストボール: ボールを見つけられないこと。3分以内に見つからなければロスト
- マーク: グリーン上でボールの位置を示すために置く目印
- コンシード(OK): マッチプレーで相手のパットを入ったものとみなすこと
- フォア (Fore!): 打球が人に向かった時に叫ぶ警告の声。安全上最も重要
- オナー: そのホールで最初に打つ権利。前のホールの成績が最も良い人
知っておくと役立つ用語
- ハンディキャップ (HC): ゴルファーの技量を数値化したもの。低いほど上手い
- スロープレーティング: コースの難易度を示す指標。113が標準。高いほど難しい
打球が人に向かいそうな時は、恥ずかしがらずに大声で「フォア!」と叫びましょう。ゴルフで最も重要なマナーであり、安全上の義務でもあります。声が出せなかった後悔は一生もの。
まとめ
50語すべてを一度に覚える必要はありません。最初のラウンドに向けて優先するなら、この14語です。
- スコア用語: パー、ボギー、バーディーの3つから
- コース用語: フェアウェイ、グリーン、バンカー、OBの4つ
- ショット用語: アプローチ、パット、スライス、フックの4つ
- ルール用語: 暫定球、ドロップ、フォアの3つ
これだけで最初のラウンドは十分乗り切れます。あとはラウンドを重ねるうちに自然と身につく。
参考文献・データについて
本記事の用語解説は、R&Aおよび日本ゴルフ協会(JGA)のゴルフ規則に基づいています。
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