この記事のポイント
- ゴルフ用語はスコア系・コース系・ショット系・ルール系の4カテゴリに整理して覚えると効率的
- 「パー」「ボギー」「バーディー」の意味と由来を知ると、ゴルフがもっと楽しくなる
- コースで使う用語(ティーイングエリア、フェアウェイ、グリーンなど)は必須の基礎知識
- ルール用語(OB、ペナルティエリア、ドロップなど)を知らないとプレーに支障が出る
用語がわかると、ゴルフがもっと面白くなる
「アプローチがショートしてカラーに......」「ドッグレッグのホールでレイアップして......」
先輩ゴルファーの会話が暗号に聞こえたこと、ありませんか?
ゴルフは独特の用語が多いスポーツ。でも基本を押さえれば一気に理解が広がります。ここでは初心者が知っておくべき50の用語を4カテゴリに分けて紹介します。
初心者が最初に覚えるべき用語数
この50語を押さえれば、ラウンド中の会話やテレビ中継が格段にわかるようになる
スコアに関する用語(12語)
基本スコア用語
- パー (Par) — そのホールの基準打数。パー3、パー4、パー5がある
- バーディー (Birdie) — パーより1打少ないスコア。パー4を3打で上がること
- イーグル (Eagle) — パーより2打少ないスコア。パー5を3打で上がるなど
- アルバトロス (Albatross) — パーより3打少ないスコア。極めてレア
- ボギー (Bogey) — パーより1打多いスコア。100切りにはボギーペースが目標
- ダブルボギー (Double Bogey) — パーより2打多いスコア
- トリプルボギー (Triple Bogey) — パーより3打多いスコア
スコア分析用語
- パーオン (Green in Regulation / GIR) — 規定打数マイナス2以内でグリーンに乗ること。パー4なら2打以内
- ボギーオン — 規定打数マイナス1でグリーンに乗ること。パー4なら3打目で
- パーセーブ — パーオンできなかったが、アプローチとパットでパーを拾うこと
- フェアウェイキープ率 (FWキープ率) — ティーショットがフェアウェイに乗った割合
- 平均パット数 — 1ラウンドあたりのパット数の平均
バーディーの語源
「Birdie」は1900年代初頭のアメリカで生まれた言葉。当時の俗語で「bird」は「素晴らしいもの」を意味し、パーより良いスコアに対して使われるようになりました。
コースに関する用語(14語)
コースの構造
- ティーイングエリア — ティーショットを打つ場所。2019年のルール改正で「ティーグラウンド」から名称変更
- フェアウェイ — ティーイングエリアとグリーンの間の芝が短く刈られたエリア
- ラフ — フェアウェイの外側にある芝が長いエリア。ボールが沈んで打ちにくい
- グリーン — パッティングをする場所。芝が最も短く刈られている
- カラー — グリーンの外周部分。グリーンとラフの間の帯状エリア
- バンカー — 砂で作られた障害区域。フェアウェイバンカーとグリーン周りのガードバンカーがある
- ペナルティエリア — 水域や特定の区域(旧名称:ウォーターハザード)。黄杭・赤杭で示される
- OB (Out of Bounds) — コースの境界線の外。白杭で示され、1打罰で打ち直し
コースレイアウト
- ドッグレッグ — ホールの途中でフェアウェイが曲がっている形状。犬の後ろ足に似ていることが由来
- 打ち上げ/打ち下ろし — グリーンが高い位置/低い位置にあるホール
- インコース/アウトコース — 後半9ホール/前半9ホール。由来はリンクスで「出ていくコース」と「戻るコース」
- スループレー — 昼食休憩なしで18ホールを続けてプレーすること
- ショートホール/ミドルホール/ロングホール — パー3/パー4/パー5の和製英語
- ピン(フラッグスティック) — グリーン上のカップに立てられた旗竿
ショットに関する用語(14語)
ショットの種類
- ティーショット — 各ホールの第1打
- アプローチ — グリーンを狙う短い距離のショット。一般的に100ヤード以内
- パット — グリーン上でパターを使って転がすショット
- チップショット — グリーン周りから低い球で転がすアプローチ
- ピッチショット — ボールを高く上げて止めるアプローチ
- バンカーショット — バンカーからの脱出ショット
- レイアップ — 障害物を避けるために意図的に短い距離を打つこと
- リカバリーショット — ミスした後のピンチを挽回するショット
ボールの飛び方
- スライス — 右に大きく曲がる球(右打ちの場合)。初心者に多い
- フック — 左に大きく曲がる球(右打ちの場合)
- フェード — わずかに右に曲がる球。コントロールされたスライス
- ドロー — わずかに左に曲がる球。コントロールされたフック
- ダフり — ボールの手前の地面を打ってしまうミス
- トップ — ボールの上部を打ってしまい、低い弾道で転がるミス
NG 用語がわからず先輩ゴルファーのアドバイスを理解できない
OK 基本用語を知っていれば、アドバイスをすぐに実践に活かせる
ルール・マナーに関する用語(10語)
- 暫定球 — OBの可能性がある場合に、時間短縮のため先に打っておく予備の球
- ドロップ — ペナルティエリアやアンプレヤブル後に、ルールに従ってボールを膝の高さから落とすこと
- アンプレヤブル — ボールが打てない状態と判断し、1打罰で救済を受けること
- ロストボール — ボールを見つけられないこと。3分以内に見つからなければロスト
- マーク — グリーン上でボールの位置を示すために置く目印
- コンシード(OK) — マッチプレーで相手のパットを入ったものとみなすこと
- フォア (Fore!) — 打球が人に向かった時に叫ぶ警告の声。安全上最も重要
- オナー — そのホールで最初に打つ権利。前のホールの成績が最も良い人
知っておくと役立つ用語
- ハンディキャップ (HC) — ゴルファーの技量を数値化したもの。低いほど上手い
- スロープレーティング — コースの難易度を示す指標。113が標準。高いほど難しい
「フォア!」は命を守る言葉
打球が人に向かいそうな時は、恥ずかしがらずに大声で「フォア!」と叫びましょう。ゴルフで最も重要なマナーであり、安全上の義務でもあります。声が出せなかった後悔は一生もの。
まとめ
50語すべてを一度に覚える必要はありません。まずは――
- スコア用語 — パー、ボギー、バーディーの3つから
- コース用語 — フェアウェイ、グリーン、バンカー、OBの4つ
- ショット用語 — アプローチ、パット、スライス、フックの4つ
- ルール用語 — 暫定球、ドロップ、フォアの3つ
この14語だけで最初のラウンドは十分乗り切れます。あとはラウンドを重ねるうちに自然と身につく。
参考文献・データについて
本記事の用語解説は、R&Aおよび日本ゴルフ協会(JGA)のゴルフ規則に基づいています。