- ゴルフは年間を通じて紫外線対策が必要。曇りの日でも紫外線の80%は地上に届いている
- 日焼け止めはSPF50/PA++++を選び、2時間おきに塗り直すのが鉄則
- 塗り忘れがちな「耳」「首の後ろ」「手の甲」が日焼けのダメージポイント
- UVカットウェアと帽子の併用で、日焼け止めだけでは防げない紫外線をカバー
ラウンド後の真っ赤な顔、翌日のヒリヒリ
楽しいラウンドの翌日、鏡を見ると顔が真っ赤。首の後ろはヒリヒリして、手の甲だけ日焼けした変な跡が残っている。ゴルファーなら一度は覚えのある光景かもしれません。
ゴルフは4〜5時間にわたって屋外で過ごすスポーツです。紫外線の累積ダメージは肌の老化やシミの原因になるだけでなく、皮膚がんのリスクにも関わります。日焼け対策は「美容」だけの問題ではなく、健康管理の一環です。
紫外線の基本知識
UVAとUVB
紫外線にはUVAとUVBの2種類があります。UVA(紫外線A波)は肌の奥まで届き、シワやたるみの原因になります。やっかいなことに、曇りの日でもほとんど変わらず降り注ぎます。一方のUVB(紫外線B波)は肌の表面に作用し、日焼けの赤みやシミを引き起こすもので、夏場に特に強くなります。
ゴルファーが浴びる紫外線量
1ラウンドで浴びる紫外線量は、夏の晴天日には日常生活の何倍にもなります。しかも芝からの反射もあるため、上下から紫外線を浴びることに。
曇りの日でも紫外線の約80%は地上に届いています。「今日は曇りだから大丈夫」は危険な思い込み。曇天でも日焼け止めは必須です。
日焼け止めの選び方
SPFとPAの目安
ゴルフにはSPF50/PA++++の日焼け止めがおすすめ。長時間の屋外活動では、最高レベルの保護が安心です。
テクスチャーの選び方
- ジェルタイプ:塗りやすくベタつきにくい。グリップへの影響が少ない
- ミルクタイプ:保湿力が高い。乾燥肌の人におすすめ
- スプレータイプ:塗り直しが簡単。ラウンド中の携帯に便利
- スティックタイプ:手を汚さず塗れる。顔への塗り直しに最適
日焼け止めを塗った手でクラブを握ると滑ることがあります。対策は「手の甲にはジェルタイプ、手のひらには塗らない」か「塗った後にしっかり手を洗う」こと。スティックタイプなら手を汚さずに塗れるので便利です。
正しい塗り方と塗り直し
ラウンド30分前に塗る
日焼け止めが肌に馴染んで効果を発揮するまでに15〜30分かかります。ゴルフ場到着後、着替える前に塗るのがベストタイミング。
十分な量を塗る
多くの人が塗る量が足りていません。顔だけでも500円玉大が目安。首、耳、手の甲も忘れずに。腕や脚にも、細い線を引くようにたっぷりと。
2時間おきに塗り直す
汗や擦れで日焼け止めは落ちていきます。2時間おき(約4〜5ホールごと)に塗り直し。スプレータイプやスティックタイプを携帯しておくと、ラウンド中でもサッと塗り直せます。
昼食休憩で全面塗り直し
ハーフターンの昼食後に、顔と露出部分を全面的に塗り直しましょう。後半の紫外線も強いため、ここでしっかりケアすることが重要。
塗り忘れがちな部位
多くのゴルファーが塗り忘れる「日焼けダメージポイント」があります。
- 耳:特に耳の上部は帽子でもカバーしきれないことが多い
- 首の後ろ:帽子のつばでカバーできない部分。ひどく焼ける人が多い
- 手の甲:グローブをしない手(左打ちなら左手)は特に焼ける
- 唇:UVカットリップクリームで保護
- 足首(短パン時):靴下の境目が焼けやすい
UVカットウェアの活用
日焼け止めだけでは防ぎきれない紫外線は、UVカットウェアで補いましょう。長袖のUVカットインナーは最も効果的で、冷感素材なら夏でも快適。着脱の簡単なアームカバーも便利です。
帽子は、前後左右につばのあるタイプが理想です。キャップなら首の後ろにカバーがついたものを選び、素材もUVカット加工されたものがおすすめ。サングラスをかければ、目の周りの肌も守れます。大きめのレンズなら広い範囲をカバーできます。
季節別の紫外線対策
対策は季節によって少しずつ変わります。春(3〜5月)は紫外線が急に増える時期。気温がまだ低いぶん油断しがちですが、4月以降はSPF50を使い始め、UVカットインナーを着る習慣をつけたいところです。夏(6〜8月)は年間で最も紫外線が強いので、SPF50/PA++++に2時間おきの塗り直し、そしてインナー・帽子・サングラスのフル装備で臨みましょう。
秋(9〜11月)は徐々に弱まりますが、10月まではSPF50を継続し、11月以降はSPF30程度でも十分です。冬(12〜2月)も紫外線はゼロではないので、SPF30程度の日焼け止めを。乾燥で肌のバリアが弱まっているため、保湿も忘れずに。
「ゴルフ焼けは勲章」という考え方もありますが、紫外線ダメージは蓄積します。若い頃の日焼けが、数十年後にシミや皮膚の問題として現れることも。今から対策を始めて損はありません。
まとめ
ゴルフは4〜5時間を屋外で過ごすスポーツ。日焼け対策は美容だけでなく、健康管理の一部です。日焼け止めはSPF50/PA++++を選び、2時間おきに塗り直すのが基本。スプレーやスティックタイプを携帯しておくと、ラウンド中でもサッと塗り直せます。
塗り忘れやすい耳、首の後ろ、手の甲は特に意識して。日焼け止めだけに頼らず、UVカットウェアや帽子、サングラスを併用すれば守りは万全です。紫外線の8割は曇りの日でも届いているので、天気に関係なく対策を続けてください。
参考文献・データについて
本記事の紫外線と肌の健康に関する情報は、一般的な皮膚科学の知見に基づいています。皮膚に異常を感じた場合は皮膚科専門医にご相談ください。
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