ボギーオン率とは
ボギーオン率は、規定打数マイナス1打以内でグリーンに乗せた割合です。Par4なら3打以内、Par3なら2打以内、Par5なら4打以内でグリーンに到達したかを示します。
パーオン率がプロや上級者向けの指標である一方、ボギーオン率はアマチュアゴルファーにとって最も実践的な指標です。
90切りに必要なボギーオン率の目安
※ 編集部推定値。18ホール中14〜15ホール以上でボギーオンが必要
90切りに必要なボギーオン率の目安
※ 編集部推定値。18ホール中14〜15ホール以上でボギーオンが必要
なぜボギーオンが90切りの鍵なのか
90切りの条件を分解してみましょう。
パー72のコースでスコア89を出すには
- ボギーが17個でもスコア89
- つまり全ホールボギー以内なら確実に89以下
問題は、ボギーオンを逃すとダブルボギー以上になる確率が高いことです。
ボギーオン有無別の平均スコア(※ 編集部推定値)
ボギーオンを逃すと、平均で1.3〜1.5打余分にかかります。つまり4ホールでボギーオンを逃すだけで、5〜6打スコアが悪化します。
ボギーオン失敗の連鎖
ボギーオンを逃すと、無理にグリーンを狙う → さらにミス → トリプルボギー以上という悪循環に陥りやすくなります。Golf Insiderのデータによれば、HC25のゴルファーは1ラウンドで平均約9.18個のダブルボギー以上を記録しており、大叩きの多くはグリーンに届かないホールで発生しています。
ボギーオン失敗の連鎖
ボギーオンを逃すと、無理にグリーンを狙う → さらにミス → トリプルボギー以上という悪循環に陥りやすくなります。Golf Insiderのデータによれば、HC25のゴルファーは1ラウンドで平均約9.18個のダブルボギー以上を記録しており、大叩きの多くはグリーンに届かないホールで発生しています。
スコアレベル別のボギーオン率
スコアレベルが上がるにつれて、ボギーオン率がどう変化するかを見てみましょう。
スコアレベル別のボギーオン率(※ 編集部推定値)
※ ボギーオン率の具体的な統計データは公開されている大規模調査が限られています。以下はGIR(パーオン率)データやスコア分布(Golf Insider)を基にした編集部推定値です。参考として、Golf InsiderによるとHC10のゴルファーは1ラウンドで平均0.7バーディー、6.9パー、7.7ボギー、約3.0ダブルボギーという内訳になっています。
| スコアレベル | ボギーオン率(推定) | ボギーオン数 | ボギーオン失敗ホール |
|---|---|---|---|
| 110以上 | 約40% | 約7ホール | 約11ホール |
| 100前後 | 約58% | 約10ホール | 約8ホール |
| 95前後 | 約70% | 約13ホール | 約5ホール |
| 90前後 | 約82% | 約15ホール | 約3ホール |
| 85以下 | 約92% | 約17ホール | 約1ホール |
ボギーオン率10%向上ごとのスコア改善幅は約3〜4打と推定
パーオン率の改善より取り組みやすく効果も大きい
ボギーオン率10%向上ごとのスコア改善幅は約3〜4打と推定
パーオン率の改善より取り組みやすく効果も大きい
ボギーオンを逃す原因分析
ボギーオンを逃してしまう原因をデータで分解すると、改善すべきポイントが明確になります。
ボギーオンを逃す原因の内訳(※ 編集部推定値)
最大の原因: ティーショットの大きなミス(30%)
OBや林に打ち込むと、リカバリーに1〜2打余分にかかり、ボギーオンが困難になります。
2番目の原因: ダフリ・トップ(25%)
アイアンやウッドのダフリ・トップで距離が出ず、グリーンに届かないパターンです。
番手を落とす勇気
ダフリやトップが多い場合、1番手大きいクラブで軽く振る方が安定します。7番アイアンでフルスイングするより、6番アイアンで8割スイングする方がボギーオン率は上がります。
番手を落とす勇気
ダフリやトップが多い場合、1番手大きいクラブで軽く振る方が安定します。7番アイアンでフルスイングするより、6番アイアンで8割スイングする方がボギーオン率は上がります。
ボギーオン率を上げる戦略
Par別のボギーオン率を分析する
Par3/4/5それぞれでボギーオン率を算出し、最も低いホールタイプを特定します。
Par別のボギーオン率を分析する
Par3/4/5それぞれでボギーオン率を算出し、最も低いホールタイプを特定します。
ティーショットの安全策を徹底する
OBやペナルティエリアがあるホールでは、ドライバーではなく3Wやアイアンで確実にフェアウェイに置きます。
ティーショットの安全策を徹底する
OBやペナルティエリアがあるホールでは、ドライバーではなく3Wやアイアンで確実にフェアウェイに置きます。
逆算マネジメントを実践する
グリーンから逆算して、「ボギーオンするにはどこに打てばいいか」を毎ホール考えます。
逆算マネジメントを実践する
グリーンから逆算して、「ボギーオンするにはどこに打てばいいか」を毎ホール考えます。
苦手なショットを減らす練習をする
ボギーオンを逃す原因となっているショット(例: 150y以上のアイアン、バンカー)を重点的に練習します。
苦手なショットを減らす練習をする
ボギーオンを逃す原因となっているショット(例: 150y以上のアイアン、バンカー)を重点的に練習します。
Par別のボギーオン戦略
Par3のボギーオン戦略
Par3でのボギーオンは「2打以内でグリーンに乗せる」こと。
- ティーショット: グリーンセンター狙い。ピンが端にある場合でもセンターへ
- もしミスしたら: グリーン周りから確実に乗せる。寄せようとしない
Par4のボギーオン戦略
Par4でのボギーオンは「3打以内でグリーンに乗せる」こと。
- ティーショット: フェアウェイキープ最優先。飛距離は二の次
- セカンド: 残り170y以上なら2打で乗せる計画に切り替え
- サード: 100y以内からは確実にグリーンに乗せる
Par5のボギーオン戦略
Par5でのボギーオンは「4打以内でグリーンに乗せる」こと。
- 実質的に「Par6」と考えてプレーする
- 3打でグリーン周り100y以内に運べれば、4打目で確実にオン
Par5はボーナスホール
ボギーオンの観点では、Par5は最もやさしいホールです。4打かけてグリーンに乗せればよいので、焦って2オンや3オンを狙う必要はありません。Par5のボギーオン率が低い場合は、マネジメントに問題があります。
Par5はボーナスホール
ボギーオンの観点では、Par5は最もやさしいホールです。4打かけてグリーンに乗せればよいので、焦って2オンや3オンを狙う必要はありません。Par5のボギーオン率が低い場合は、マネジメントに問題があります。
ボギーオン率と他の指標の関係
各指標を改善した場合にボギーオン率へどの程度影響するか、優先順位の参考にしてください。
| 改善指標 | ボギーオン率への影響 | 取り組みやすさ |
|---|---|---|
| OB削減(1回→0回) | +8〜10% | 高い |
| 3パット削減 | 直接影響なし | - |
| FIR向上(+10%) | +5〜7% | 中 |
| 100y以内の精度向上 | +8〜12% | 高い |
| バンカー脱出率向上 | +3〜5% | 中 |
まとめ
- ボギーオン率80%以上が90切りの基準ライン
- ボギーオンを逃すと平均1.3〜1.5打余分にかかる
- ティーショットの安全策が最も効果的な改善策
- Par別の戦略で逆算マネジメントを実践する
- OB削減と100y以内の精度向上が最も効果が大きい
パーオン率ではなくボギーオン率に注目することで、90切りへの道が開けます。
参考文献
- ボギーオン率の具体的な数値は、下記スコア内訳データに基づく編集部推定値です。
- Golf Insider「Birdies, Bogeys and Doubles by Handicap」 golfinsideruk.com
- Shot Scope「Par 3, Par 4 and Par 5 Average Score by Handicap」 shotscope.com