- 肩甲骨の可動域が狭いと、テイクバックが浅くなり飛距離ロス・方向性の不安定につながる
- 肩甲骨は「はがす」イメージ。背中に張りついた肩甲骨を動かす感覚を取り戻す
- 毎日5分の肩甲骨エクササイズで、2週間後にはスイングの軽さを実感
- デスクワーカーは肩甲骨が固まりやすい。仕事の合間にも取り入れよう
テイクバックが浅い、その原因は肩甲骨かも
「もっと深くテイクバックしたいのに、体が回らない」。そんな悩みの多くは、肩甲骨の可動域不足から来ています。
レッスンで「もっと肩を回して」と言われても、物理的に回らないものは回らない。肩甲骨はもともと上下左右に大きく動く骨ですが、日常で腕を大きく動かす機会が減り、特にデスクワークで前かがみの姿勢が続くと、背中に張りついたように動かなくなってしまうのです。
肩甲骨の可動域チェック
自分の肩甲骨がどの程度動くか確かめてみましょう。
- 背中で握手テスト:右手を上から、左手を下から背中に回して指が触れるか。5cm以上離れていたら硬い
- 壁テスト:壁に背中をつけて立ち、腕を横に広げたまま頭上まで上げる。腕が壁から離れずに上がれば合格
- 肩回し:大きく腕を回したときにゴリゴリ音がするなら、肩甲骨周りが固まっている
背中に張りついた肩甲骨を、本来の可動域まで動かせるようにすること。医学的に「はがす」わけではなく、周囲の筋肉をほぐして可動域を取り戻すことを指す表現です。
肩甲骨エクササイズ5種
肩甲骨の寄せ・離し(1分)
立った状態で両腕を前に伸ばす。肩甲骨を開くように手を前に押し出す(プロトラクション)。次に肘を引いて肩甲骨を背中の中央に寄せる(リトラクション)。10回繰り返す。肩甲骨が「動いている」感覚を意識して。
壁を使ったエンジェルウィング(1分)
壁に背中をつけて立ち、両腕をW字にして壁につける。そのまま腕を上に伸ばしてY字にし、戻す。10回。腕が壁から離れないようにするのがポイント。肩甲骨の上方回旋を鍛えます。
タオルストレッチ(1分)
タオルの両端を持ち、頭の上から背中側に回す。腕は伸ばしたまま。最初は幅広く持ち、慣れてきたら持つ幅を狭くしていく。肩甲骨の全方向の可動域が広がる万能ストレッチです。
キャット&カウ(1分)
四つん這いになり、息を吐きながら背中を丸める(キャット)。息を吸いながら背中を反る(カウ)。10回繰り返す。肩甲骨だけでなく胸椎の柔軟性も同時に改善。ゆっくり行うのがコツです。
ドアフレームストレッチ(1分)
ドアの枠に両手をつき、体を前に倒す。胸が開き、肩甲骨が寄る感覚。手の高さを変えて(肩の高さ、頭の高さ、腰の高さ)3段階で行うと、異なる角度で胸と肩甲骨周りがストレッチされます。各15秒。
仕事中にもできるミニエクササイズ
デスクワークの合間に、30秒でできるエクササイズです。
- 肩甲骨グルグル:肩を前回し5回、後ろ回し5回。大きく動かす
- 胸張りストレッチ:両手を背中で組んで胸を張る。10秒キープ
- 首回し:左右にゆっくり倒す、前後に倒す。各5秒ずつ
2時間に1回、これだけやるだけでも肩甲骨の固まりを防げます。
肩甲骨エクササイズを続けると、姿勢が改善されて猫背が治ってきます。ゴルフだけでなく日常生活の姿勢が良くなり、肩こりの軽減にもつながる。一石三鳥です。
まとめ
肩甲骨の可動域を広げることは、スイング改善の近道です。
テイクバックの浅さに悩んでいるなら、まず可動域をチェックしてみてください。寄せ・離し、エンジェルウィング、タオルストレッチを毎日5分続けるだけで、2週間もすればスイングが軽くなってきます。デスクワークの合間に2時間に1回、30秒のミニエクササイズを挟むのも効果的。おまけに猫背や肩こりまで和らいでくるのは、うれしい副産物です。
参考文献・データについて
本記事のエクササイズ内容や効果の目安は、一般的なスポーツ科学およびリハビリテーションの知見に基づくものです。肩に痛みや既往歴のある方は、医師に相談の上で実施してください。
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