練習・上達法Reading

正しいグリップを身につける自宅トレーニング

ゴルフの基本中の基本であるグリップを自宅で身につけるトレーニング法を解説。握り方の種類、正しいプレッシャー、チェックポイントを紹介します。

ゴルスコ編集部
GOLSCO Editorial
2026年7月1日5分で読めます
#自宅#グリップ
この記事のポイント
  • グリップはスイングの唯一の接点。ここが間違っていると全てが狂う
  • 正しいグリップは「握る」ではなく「乗せる」感覚。力加減は10段階で3〜4程度
  • 自宅でクラブを握る習慣をつけるだけで、ラウンド時のグリップが自然になる
  • テレビを見ながらでもOK。1日5分、クラブを正しく握る反復が最も効果的

グリップを疎かにしていませんか?

「スイングを直したい」「飛距離を伸ばしたい」——多くのゴルファーがスイングやクラブに意識を向けますが、最も基本的で最も重要な要素を見落としています。

それがグリップ。

クラブとあなたの体をつなぐ唯一の接点。グリップが正しくなければ、どんなスイング理論も台無しです。そして嬉しいことに、グリップは自宅で何度でも練習できる。

唯一の接点
グリップがスイングに与える影響
フェースの向きを決めるのはグリップ

3種類のグリップを知る

まずは自分に合ったグリップの種類を理解しましょう。

オーバーラッピング(ヴァードン)グリップ

右手の小指を左手の人差し指と中指の間に乗せる。最もポピュラーな握り方で、プロの約60%が採用。手が大きい人、指が長い人に向いています。

インターロッキンググリップ

右手の小指と左手の人差し指を絡める。タイガー・ウッズやジャック・ニクラウスが採用。手が小さい人、指が短い人、グリップの一体感が欲しい人に。

テンフィンガー(ベースボール)グリップ

全ての指でクラブを握る。初心者や握力が弱い人、手に痛みがある人に向いている。力が入れやすい反面、両手の一体感はやや劣る。

正解は一つじゃない

どのグリップが正解ということはありません。大切なのは自分に合ったグリップを「正しい形で」握ること。迷ったらオーバーラッピングから試してみましょう。


正しいグリップの作り方

左手の配置

クラブを指の付け根に沿って斜めに置く。小指から人差し指にかけて斜めにシャフトが横切る形。手のひらではなく指で握る。上から見て左手のナックルが2〜3個見えるのが目安。

左手親指の位置

親指はシャフトの真上よりわずかに右側(ショートサム)。シャフトに沿って真っ直ぐ伸ばす。左手の親指と人差し指でできるV字が右肩方向を指していればOK。

右手の配置

右手は左手の親指を包むように被せる。右手の生命線が左手の親指の上に来るイメージ。右手も指で握り、手のひら全体で握りしめない。

プレッシャーの確認

力加減は10段階で3〜4。小鳥を持つイメージ。逃げないけど潰さない程度。特にアドレスからトップまでの間にギュッと握りしめてしまう人が多いので注意。

こうなりがち
手のひら全体でギュッと握りしめる
おすすめ
指で軽く支え、スイング中も一定のプレッシャーを保つ

自宅でのグリップ練習メニュー

テレビタイムグリップ

テレビを見ながらクラブを正しく握る→外す→握る→外す......を繰り返す。1回30秒かけてゆっくり正しい形を作り、10回繰り返す。これだけで正しいグリップが「普通」になってきます。

ペングリッププレッシャー

ペンを2本、両手の中指と薬指の間に挟んでグリップする。ペンが落ちない程度の力加減が、ちょうど良いグリッププレッシャーの目安。

目を閉じてグリップ

目を閉じてクラブを正しく握り、目を開けて確認。目を閉じても正しいグリップが作れるようになれば、ラウンド中に無意識で正しいグリップができている証拠。

練習用グリップも有効

正しいグリップの形が分かるトレーニンググリップ(モデルグリップ)を装着しておくと、握るたびに正しい形が強制されます。初心者に特におすすめ。


よくあるグリップの間違い

  • ストロンググリップすぎる — 左手のナックルが4個以上見える状態。フックが出やすい
  • ウィークグリップすぎる — 左手のナックルが1個も見えない。スライスの原因に
  • 右手が被りすぎ — 右手が上から被さると、フェースが閉じやすくなる
  • グリップエンドが余りすぎ — シャフトの端は左手の小指側から1cm程度出るのが標準
  • スイング中に握り直す — トップで緩んで握り直す癖は方向性を著しく悪化させる

まとめ

グリップは自宅で何度でも練習できる、最も費用対効果の高い練習項目。

  1. 自分に合ったグリップタイプを選ぶ — 迷ったらオーバーラッピングから
  2. 指で握り、手のひらでは握らない — 「乗せる」感覚
  3. プレッシャーは3〜4/10 — 小鳥を持つ力加減
  4. テレビタイムを活用 — 毎日10回、握る→外す→握る
  5. 目を閉じてもできるようになるまで — 無意識の正しいグリップが最終目標

参考文献・データについて

本記事のグリップ理論や練習法は、一般的なゴルフコーチングの知見に基づくものです。個人の手のサイズや握力に合わせて調整してください。


ゴルスコ編集部

ゴルフスコア分析アプリ「ゴルスコ」の編集部です。データとスタッツに基づいたゴルフ上達のヒントをお届けします。

関連記事

アドレスとアライメントの自宅チェック法

アドレスとアライメントの自宅チェック法

ゴルフのアドレスとアライメントを自宅でチェック・改善する方法を解説。正しい構えと狙い方を身につけて、方向性ミスを根本から解決しましょう。

パターマットを使った自宅練習メニュー

パターマットを使った自宅練習メニュー

パターマットを使った効果的な自宅練習メニューを紹介。距離感、方向性、ストローク安定性を鍛える具体的なドリルで、パッティング力を底上げしましょう。

室内でできるスイングドリル:鏡とタオルだけでOK

室内でできるスイングドリル:鏡とタオルだけでOK

鏡とタオルだけで室内でできるスイングドリルを紹介。天候や時間に関係なく、毎日5分の素振りでスイングの基礎を固めましょう。

自宅でできるゴルフ練習完全ガイド

自宅でできるゴルフ練習完全ガイド

自宅でできるゴルフ練習を完全網羅。パッティング、素振り、ストレッチ、メンタルトレーニングまで、練習場に行かなくてもスコアを改善する方法を解説します。

練習計画の立て方完全ガイド:データに基づく効率的な上達

練習計画の立て方完全ガイド:データに基づく効率的な上達

ゴルフの練習計画をデータに基づいて立てる方法を完全解説。練習の優先順位の決め方、時間配分、効果測定まで、効率的な上達のすべてをまとめます。

バンカー練習の効果的なやり方:短時間で上達するコツ

バンカー練習の効果的なやり方:短時間で上達するコツ

バンカーショットを短時間で上達させるための練習法を解説。練習場でのドリル、自宅練習、実戦での心構えまで、効率的なバンカー練習メニューを紹介します。