スコア改善Reading

ダブルボギーを減らすだけでスコアが変わる理由

ダブルボギー以上の大叩きがスコアに与える影響をデータで解説。ダブルボギーを減らすための具体的な戦略と分析方法を紹介します。

ゴルスコ編集部
GOLSCO Editorial
2026年3月15日6分で読めます
#ダブルボギー#スコア改善#コースマネジメント
この記事のポイント
  • HC25(平均スコア100前後)ではダブルボギー以上が1ラウンド平均9.18回。スクラッチの0.27回と約34倍の差(Golf Insider UK)
  • ダブルボギーをボギーに変えるだけで1打改善。パーを増やすより効率的
  • 原因の半数以上はティーショットミスとアプローチミス
  • ダブルボギーを半分にすれば、多くのゴルファーが次の壁を突破できる

パーを増やすより、ダブルボギーを減らすほうが早い

前半は調子よく回っていたのに、1ホールのOBで大叩き。気づけば100オーバー。スコアを崩すのは、いつも数ホールの大叩きです。

多くのゴルファーは「パーやバーディーを増やしたい」と考えますが、スコア改善の最大の鍵はダブルボギー以上を減らすことにあります。

4.2回
HC15ゴルファーの平均ダブルボギー以上の数
Golf Insider UKのデータより。HC25では9.18回に達する

パーを1つ増やしても1打の改善。ダブルボギーをボギーに変えても、同じ1打の改善です。そしてダブルボギーのほうが発生頻度がはるかに多い。どちらに取り組むべきかは明白でしょう。


ハンディキャップ別のダブルボギー回数を見てみよう

上手い人と何が違うのか。データを見ると、答えは割とはっきりしています。

注目すべきデータ

Golf Insider UKのデータによると、スコア帯を分ける最大の要因はダブルボギー以上の回数です。スクラッチの0.27回からHC25の9.18回まで、パーやバーディーの差よりもはるかに大きな差が生じています。

HC25で9.18回。つまり2ホールに1回は大叩きしている計算です。これをまず半分にするだけで、約5打の改善が見込めます。


ダブルボギーが生まれる原因は?

原因を分類すると、だいたい次の5つに分かれます。

  • ティーショットのミス:OB、林、池に入れるケース。最も打数を浪費する
  • アプローチミス:グリーン周りでの行ったり来たり
  • 3パット以上:ファーストパットの距離感不足
  • バンカー脱出失敗:1回で出せないと一気にスコアが膨らむ
  • その他ペナルティ:ロストボール、OBなど

このうちティーショットのミスとアプローチミスで全体の半分以上を占めます。この2つを重点的に対策するだけで、ダブルボギーはかなり減らせます。


ダブルボギーを減らす4ステップ

1

ダブルボギーホールを記録する

過去5ラウンド分のスコアカードを見直し、ダブルボギー以上になったホールを全てリストアップ。Par別、前半/後半、ホールの特徴(狭い、池、バンカーなど)を記録しましょう。

2

原因を分類する

各ダブルボギーの原因を「ティーショットミス」「セカンドミス」「アプローチミス」「パットミス」「バンカー」「ペナルティ」に分類。最も多い原因が、あなたの最優先改善ポイントです。

3

ホール別の戦略を見直す

特定のホールでダブルボギーが繰り返されていないかチェック。同じホールで何度も叩いている場合は、そのホールの攻め方自体を変える必要があります。

4

「ダメージコントロール」を練習する

ミスをした後のリカバリーショットを重点的に練習。林からの脱出、深いラフからのアプローチ、長い距離のパットなど、トラブル状況の練習が鍵です。


コースマネジメントでダブルボギーを防ぐ

「ボギーOK」のマインドセットが鍵

ダブルボギーが生まれる最大の心理的原因は「パーを取りたい」という欲です。難しいホールで無理にパーを狙い、結果的にダブルボギーやトリプルボギーになる。よくあるパターンです。

こうなりがち
難しいPar4で無理にパーを狙い、OBでダブルボギー
おすすめ
ボギーOKの戦略で安全にフェアウェイキープ → 結果的にボギーで収まる

対策として、各ホールの「許容スコア」を先に決めておきましょう。

ホールの難易度戦略目標スコア
簡単なPar4
積極的に攻める
パー/ボギー
標準的なPar4
安全にフェアウェイキープ
ボギー
難しいPar4
刻んででもペナルティ回避
ボギー/ダボ
Par3
グリーンに乗ればOK
ボギー
Par5
3オン2パットを基本
ボギー
80台ゴルファーの考え方

Golf Insider UKのデータでは、HC10(80台相当)のゴルファーはダブルボギーが1ラウンド約3.0回。「18ホール中15ホールをボギー以内で回る」ことが80台の条件です。パーを狙うのは条件が良い時だけ。この守りの姿勢がダブルボギーを防ぎます。

残り170ヤード以上:グリーンを狙わない勇気

Par4のセカンドショットで残り170ヤード以上ある場合、無理にグリーンを狙うとミスの確率が急上昇します。

残り160ヤード以上では、グリーン手前の花道に刻んでアプローチで寄せるほうが、結果的にスコアが良くなるケースがほとんどです。刻んだあとの100ヤード以内で確実に寄せる技術は、スコアリングゾーンを制する方法で詳しく解説しています。


ダブルボギー削減のシミュレーション

ダブルボギーの回数を半分にした場合の改善効果は、数字にすると劇的です。

現在のHCダボ回数半減後のダボ推定改善打数
HC259.18回4.6回約5打
HC206.0回3.0回約3打
HC154.2回2.1回約2打
HC103.0回1.5回約1.5打
驚きの改善効果

ダブルボギーを半分にするだけで、多くのゴルファーが次のスコアの壁を突破できる計算になります。新しいクラブを買うよりもはるかに効果的な投資です。


まとめ

スコア改善の最短ルートは、ダブルボギー以上の大叩きを減らすことです。まずは記録と分類から。原因のパターンがつかめたら、ボギーOKのコースマネジメントと、無理にグリーンを狙わないセカンドの選択で発生源を断ちます。ミス後のリカバリー練習も地味に効きます。

あとは進捗をデータで追うだけ。ダブルボギーが半分になったころには、スコアの壁をひとつ越えているはずです。


参考文献・データについて

本記事のダブルボギー原因内訳やグリーンオン率の数値は、一般的なコーチング知見に基づく概算値です。

  1. Golf Insider UK「バーディー/ボギー/ダブルボギー分布」 golfinsideruk.com
  2. MyGolfSpy「80台vs90台の違い」 mygolfspy.com
  3. MyGolfSpy「HC別パフォーマンス」 mygolfspy.com

ゴルスコ編集部

ゴルフスコア分析アプリ「ゴルスコ」の編集部です。データとスタッツに基づいたゴルフ上達のヒントをお届けします。

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