- 日本のアマチュアの平均スコアは99.64。スコア管理サービスを使う約12万人、スコアカード138万枚の集計値
- 男性の平均は99.09、女性は110.19。ここには使うティーの違いも乗っている
- 100を切れれば、記録を付けている層ではほぼ真ん中より上。ゴルファー全体への調査では達成率およそ3割と言われる
- ベストスコアは実力の物差しにならない。直近5〜10ラウンドの平均で見る
アマチュア全体の平均スコア
会社のコンペで優勝スコアが90前後、ブービーが120。あの散らばりの真ん中はどこにあるのか。
GDOのスコア管理サービスに登録された約12万人、スコアカード138万枚を集計したデータがあります。全体平均は99.64打。だいたい100です。パー72のコースなら、ボギーとダブルボギーの間くらいのペースで18ホールを回っている計算になります。
100切りが最初の大きな目標とされるのは、平均のラインがちょうどここにあるからです。100を切れれば、この集計の中ではほぼ真ん中より上。90台で回る人がコンペで上位に来るのは、数字の上でも当然でした。
ただし、この12万人はわざわざスコアを記録している人たちです。年に1、2回しかラウンドしない人まで含めた平均は、もう少し悪いと考えるのが自然です。この話は後半の平均の罠のところでもう一度出てきます。
男性と女性の平均
同じ集計で、男性の平均は99.09、女性は110.19。約11打の差があります。
この差をそのまま実力差と読むのは雑です。多くの女性はレディースティーから打つので回る距離が違いますし、飛距離の差は体格によるところが大きい。持ち帰るべきは実力の優劣ではなく、比べる物差しが別だという事実のほうです。女性で110前後なら平均ど真ん中、100を切っていればかなり上位ということになります。
レベル別の目安
平均スコアごとの立ち位置をざっくり整理するとこうなります。
ハンディキャップ(HC。実力を数値化した指標で、小さいほど上手い)で言うなら、HC10前後が平均78〜83、HC15前後が84〜89、HC20前後が90〜95、HC25前後が96〜101あたりに相当します。パーオン率やパット数まで含めたHC帯ごとの詳しい目安はハンディキャップ別ベンチマークにまとまっています。
100の壁の破り方は100切りのコツ7選に譲りますが、鍵はショットの上達ではなく大叩きの削減です。壁ごとに課題の種類が変わるのが、この表の読みどころです。
自分の平均スコアを入れると、この表のどこにいるかがその場で出ます。
ゴルフ歴との関係
ゴルフ歴が長いほど上手い、と言いたいところですが、歴の長さそのものはあまり当てになりません。10年やっていても年2回のラウンドなら、始めて2年で月イチの人に追い抜かれます。効くのは歴の長さよりラウンド頻度と練習量だ、という見方が一般的です。
年代別のデータもこの見方と合っています。同じ集計で60代の平均は20代より15打ほど良いのですが、若さより経験と頻度が勝つ、という説明がいちばん収まりがいい。年代別の数字は年代別・レベル別の平均スコアで詳しく扱っているので、同年代と比べたい方はそちらをどうぞ。
平均という数字の罠
自分の平均を考えるとき、はまりやすい穴が2つあります。
ひとつはベストスコアとの混同です。私はベスト87を出したあと、しばらく自分を80台のゴルファーだと思っていました。当時の直近10ラウンドの平均は95。ベストは全部が噛み合った日の上振れで、再現性がありません。実力を聞かれてベストで答えるのは、宝くじの当選額を年収と呼ぶようなものです。
もうひとつが母集団の偏りです。99.64はスコアを記録する熱心な層の平均でした。一方、ゴルファー全体へのアンケート調査では、100切りを達成した人はおよそ3割と言われています。記録層なら半分が越えるラインが、全体では3割。同じ100前後のスコアでも、誰の中での位置かで意味が変わります。人と比べて凹む前に、その平均が誰の平均かを確かめてください。
自分の平均の正しい測り方
直近5〜10ラウンドの平均で見る。これだけです。
通算平均は始めたころのスコアを引きずるので、今の実力より悪く出ます。逆に直近1、2ラウンドだけでは、たまたまの上振れ下振れに引っ張られる。5〜10ラウンドあたりが、今の実力と呼べる範囲の落としどころです。
平均と一緒にばらつきも見ておくと、安定して95なのか、85と105を行き来した結果の95なのかを区別できます。ばらつきの数値化はスコアの標準偏差で解説しています。
ラウンドの記録さえ残せば、直近平均も推移も自動で出ます。電卓を叩く手間が記録をやめる理由になるくらいなら、計算はアプリに任せてください。
よくある質問
ゴルフの平均スコアはいくつですか?
スコア管理サービス利用者約12万人の集計で99.64です。おおよそ100と覚えておけば十分です。記録を付けない層まで含めた実際の平均は、これより少し悪いと見られます。
100切りできる人の割合はどれくらいですか?
ゴルファー全体へのアンケート調査では、達成率はおよそ3割と言われています。一方、スコアを記録している層に限れば平均が99.64なので、おおよそ半分が切れる計算です。どちらも母集団しだいの数字で、確定した統計はありません。
週末ゴルファーやサラリーマンの平均はどれくらいですか?
会社員に限った大規模な集計は見当たりません。目安にするなら全体平均の約100です。月1回前後のラウンドなら、100〜110で回れていれば標準的な範囲と考えてよさそうです。
まとめ
アマチュアの平均はほぼ100。男性99.09、女性110.19。ここまでは他人の数字です。
自分の話に引き寄せるなら、やることは2つ。直近5〜10ラウンドの平均を出すことと、それを同じレベル帯の目安と並べることです。ベストスコアと通算平均は、いったん脇に置いてください。
参考文献・データについて
全体平均・男女別平均・平均パット数は、GDOスコア管理データ(約12万人・スコアカード138万枚)の集計値を参照しています。ハンディキャップと平均スコアの対応、レベル別の立ち位置は一般的なコーチング上の目安です。100切り達成率の約3割はアンケート調査などで広く言われる概数で、確定した統計ではありません。
- single-player.info(GDOスコア管理データの集計) single-player.info
関連記事
ゴルフの平均パット数はいくつ?レベル別の目安と3パットの減らし方
日本人ゴルファーの平均は36.22パット、スコアの約36%を占めます(GDO・約12万人調べ)。レベル別の目安表で自分の立ち位置を確かめてください。3パットを減らす鍵は方向より距離感です。
ゴルフスコア平均は?年代別・レベル別の目安と上達のコツ
ゴルフの平均スコアを年代別・レベル別に徹底解説。初心者から上級者まで、自分のスコアがどのレベルか確認し、次の目標を設定しましょう。
ハンディキャップ別ベンチマーク:自分の立ち位置を知る
ハンディキャップ別のスコア指標ベンチマークを紹介。自分のパーオン率・パット数・フェアウェイキープ率がどのレベルか、客観的に確認する方法を解説します。
GIRとは?ゴルフのパーオン率の目安と上げ方、プロとアマの4倍差
GIRは規定打数マイナス2打以内でグリーンに乗せたホールの割合。アマチュア(HC20)は約16%、PGAツアーは約65%と4倍の差があります。レベル別の目安と、グリーンセンター狙いで5〜8%上げる方法を解説します。
ボギーオン率が90切りの鍵?データで検証
ボギーオン率と90切りの関係をデータで徹底検証。パーオンが難しいアマチュアにとって、ボギーオン率こそが最重要指標である理由を解説します。
パーオン率とスコアの相関関係を徹底分析
パーオン率(GIR)とスコアの相関関係をデータで徹底分析。スコア100前後、90台、80台それぞれのパーオン率の目安と、スコアが何打改善するのかを具体的な数値で解説します。