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チップショットの基本:転がしで寄せる技術

チップショット(転がしアプローチ)の基本を解説。クラブ選択、打ち方、距離感の作り方まで、グリーン周りの最も安全な寄せ技術をマスターしましょう。

ゴルスコ編集部
GOLSCO Editorial
2026年5月4日6分で読めます
#チップ#ショートゲーム
この記事のポイント
  • チップショット(転がし)はグリーン周りで最もミスが少ない寄せ方
  • 「迷ったら転がせ」が鉄則。上げるショットよりリスクが圧倒的に低い
  • 使うクラブは7番〜PWが基本。状況によって使い分ける
  • 距離感は「キャリー:ラン=1:◯」の比率で考えるとシンプル

グリーン周りからの寄せ、SWばかり使っていませんか?

グリーン周りからの寄せでサンドウェッジを手に取る人は多い。でも、SWで上げるアプローチはダフリ・トップのリスクが高く、アマチュアにとっては難しいショットです。

実は、プロや上級者ほど転がせる場面では転がしを選択しています。

チップショットとは、ボールを低く打ち出して転がしてピンに寄せるショット。パッティングの延長のようなシンプルな動きで、ミスの幅が非常に小さい。100切りを目指す人も、90切り、80切りを目指す人も、まず身につけるべき技術です。

転がし優先
グリーン周りのアプローチ選択の原則
上げるショットは転がしで対応できない時だけ

チップショットに使うクラブ

チップショットは特定のクラブ1本だけで打つものではありません。状況に応じて使い分けます。

  • 7番アイアン: ボールが低く出て、長く転がる。花道から遠いピンへ
  • 8〜9番アイアン: 中間的な高さと転がり。汎用性が高い
  • PW(ピッチングウェッジ): やや高く出て、転がりは短め。ピンが近い時

それぞれのクラブで「キャリー(空中を飛ぶ距離)」と「ラン(地面を転がる距離)」の比率が変わります。

クラブキャリー:ラン使う場面
7番1:4ピンが遠い、花道が長い
8番1:3標準的な距離
9番1:2ピンがやや近い
PW1:1.5ピンが近い、わずかに上げたい
パターで転がせるならパターが最善

グリーンのカラーやエプロンからで、間に障害物がなければパターが最もミスの少ない選択。チップショットは「パターが使えない時の次善策」と考えましょう。


チップショットの打ち方

狭いスタンスで構える

足幅は肩幅より狭く。ボール位置は右足寄り(右利きの場合)。体重は左足に6割ほどかけておきます。

ハンドファーストに構える

グリップが左太もも内側あたりに来るように。シャフトが左に傾いた状態。これがクリーンにボールを捉えるための基本姿勢。

パッティングのようにストローク

手首を使わず、肩と腕の三角形を維持したまま振り子のようにストローク。バックスイングもフォローも小さく。パッティングの延長の動きです。

ボールを「打つ」のではなく「押す」感覚

インパクトでボールを叩くのではなく、低く押し出す感覚。フォロースルーを低く、ターゲット方向に出す。

こうなりがち
SWで高く上げようとする → ダフリ or トップ → グリーンに乗らない
おすすめ
9番アイアンで低く転がす → 多少のミスでもグリーンの近くに寄る

距離感の作り方

チップショットの距離感は「振り幅」で作ります。

ステップ1:落とし所を決める

ボールを「どこに落として、どこまで転がすか」をイメージ。グリーンのエッジから1〜2m先に落とすのが基本です。

ステップ2:振り幅で調整

  • 5ヤードの転がし: 時計の7時〜5時の振り幅
  • 10ヤードの転がし: 時計の8時〜4時の振り幅
  • 15ヤードの転がし: 時計の9時〜3時の振り幅

ステップ3:素振りで確認

実際にボールを打つ前に、同じ振り幅で素振りを1〜2回。「この振り幅であの距離」というイメージを固める。

自分だけの距離感を練習で見つける

キャリーとランの比率は、芝の状態、グリーンの速さ、傾斜によって変わります。自分がよく行くコースで繰り返し練習して、感覚を身につけましょう。


チップショットでよくあるミスと対策

ダフリ(手前の地面を打つ)

原因: 身体が右に残り、最下点がボールの手前になる 対策: 体重を最初から左足にかけておく。インパクトで左足体重をキープ

トップ(ボールの上を打つ)

原因: ヘッドアップ(顔を上げるのが早い)、すくい打ち 対策: ボールがあった場所を見続ける。打った後も1秒間は顔を上げない

距離が合わない

原因: 振り幅が一定でない、インパクトの強さが毎回違う 対策: 振り幅を固定し、力加減ではなく振り幅で距離を調整する意識


チップショットの練習法

自宅でもできる練習があります。

タオルドリル

ボールの10cm手前にタオルを置く。タオルに当たらずにボールだけ打てれば、クリーンにヒットできている証拠。

クラブ変え打ち

同じ場所から7番、9番、PWで打ち比べる。クラブによるキャリーとランの違いを体感できます。

距離感ゲーム

5ヤード、10ヤード、15ヤードの目標を作り、各距離に3球ずつ打つ。「9球中何球目標の1m以内に寄ったか」を記録。


まとめ

チップショットはグリーン周りの最も頼れる武器。

  1. 迷ったら転がし -- SWで上げるより圧倒的にミスが少ない
  2. クラブで高さと転がりを変える -- 7番〜PWを使い分け
  3. パッティングの延長で打つ -- 手首を使わず、シンプルなストローク
  4. 距離感は振り幅で調整 -- 力加減ではなくスイングの大きさで
  5. 落とし所を決めてから打つ -- 「どこに落として、どこまで転がすか」

グリーン周りの寄せが安定するだけで、スコアは劇的に変わります。


参考文献・データについて

本記事のキャリー・ラン比率は一般的なゴルフコーチングで用いられる目安です。実際の比率はクラブのロフト、芝の状態、グリーンスピードなどにより異なります。


ゴルスコ編集部

ゴルフスコア分析アプリ「ゴルスコ」の編集部です。データとスタッツに基づいたゴルフ上達のヒントをお届けします。

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