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90台で回るクラブセッティング:足すより先に抜く

90台で安定して回るためのクラブセッティングを解説。3Wやロングアイアンを抜く判断基準、ボギーオン戦略に合う構成、ウェッジの本数、中古・型落ちの活用法を紹介します。

ゴルスコ編集部
GOLSCO Editorial
2026年8月20日5分で読めます
#セッティング#100切り
この記事のポイント
  • 90台のセッティングで問われるのは飛距離ではなくミスの許容度
  • 3Wとロングアイアンは抜く候補の筆頭。13本で回っても違反ではない
  • ボギーオン前提なら、2打目に長い番手を握る場面はそもそも少ない
  • ウェッジは2〜3本で足りる。予算は中古や型落ちでさらに圧縮できる

バッグの中で眠っているクラブ


前回のラウンドを思い出してください。3Wを何回振りましたか。そのうち、狙いどおりに飛んだのは何回だったでしょうか。

90台を目指す段階のセッティングは引き算です。新しい1本を探す前に、ミスを量産しているクラブをバッグから外す。これだけでスコアが変わることは珍しくありません。

90
全ホールボギーで出るスコア
パー72を全ホールボギーで回れば90。パーはおまけ程度でも90台は出ます。セッティングもボギー前提で組めます

棚卸しの手順はシンプルです。

1

直近3ラウンドの使用回数を数える

スコアカードと記憶を頼りに、各クラブを何回振ったかをざっくり数えます。1回も使っていないクラブが、たぶん2〜3本出てきます。

2

当たり率で仕分ける

怪しいクラブを練習場で10球ずつ打ちます。まともに前へ飛ぶのが半分未満なら、それはまだコースで使えるクラブではありません。

3

抜いて1ラウンド回ってみる

ルール上、クラブは14本以下なら何本でも構いません。13本で回って困らなければ、その1本は要らなかったということです。

抜く候補:3Wとロングアイアン


ミスの許容度でクラブを並べてみます。抜く順番は、だいたいこの上からです。

3W・4I
上級者の道具
地面から打つには技術が要る。90台の段階では抜く候補の筆頭
5W・UT
やさしい長物
同じ距離帯をはるかに楽にカバー。長い距離はここに任せる
7I以下
スコアの主戦力
ウェッジとパターを含め、90台のスコアはほぼこの帯で作られる

3Wは、地面から打つクラブとしてはアマチュア最難関とよく言われます。実際、コースでまともに当たっている人をあまり見かけません。ティーショットで1Wの代わりに使うなら意味はありますが、フェアウェイから200ヤード先を狙う出番は、ボギーオン前提ならほぼゼロです。

ロングアイアンも同じです。4Iで打てる距離はUTでもっと簡単に打てます。UTに替えて失うものは、見た目くらいです。

抜いた枠を無理に埋めない

13本のまま回るのは全然ありです。むしろ選択肢が減るぶん迷いも減ります。どうしても埋めたいなら、100ヤード以内を厚くする方向で考えてください。

ボギーオンから逆算する構成


90台のゴルフはボギーオンで組み立てるのが基本です。パー4なら3打でグリーンに乗せる計算。つまり2打目でグリーンを狙う必要がなく、200ヤード級の番手を握る場面が激減します。

セッティングへの影響は大きい。2打目は7Iや9Iで運び、3打目を自分の得意距離に残す。この組み立てなら主役は中短のアイアンとウェッジで、長い番手は1Wと保険の5WかUTがあれば足ります。

たとえば370ヤードのパー4。1Wで200ヤード飛べば残り170ヤードですが、ここで長い番手を持つ必要はありません。8Iで120ヤード運べば残りは50ヤード。56度のハーフショットで乗せてボギー、寄ればパーも拾えます。

こうなりがち
毎回パーオン狙いで2打目に距離ギリギリの長物 → 林や池に消えてダブルボギー
おすすめ
ボギーオン前提で刻む → 3打目を得意距離から乗せて2パット → ボギーで安定

パーオンを本気で取りにいくのは、その次の段階です。攻めに寄せた構成は姉妹記事の80台を目指すクラブセッティング:14本の構成とウェッジの刻みで扱っているので、90台が安定してきたら読んでみてください。

ウェッジの本数問題


90切り向けの記事ではウェッジ4本体制がよく推奨されます。90台が目標なら、そこまで要りません。2本か3本で足ります。

構成本数目安
PW+56度
2本
フルとハーフで4つの距離。まずはこれで回れる
PW+50度+56度
3本
100ヤード以内をおよそ15ヤード刻みでカバー

50度は正直、なくても回れます。あると楽、くらいの位置づけです。本数を増やすほど1本あたりの練習量は薄まるので、90台の段階なら56度1本を徹底的に手に馴染ませる方が、4本を浅く持つよりスコアに効きます。

60度のロブウェッジは買わなくていいです。開いて上げる技術が身につくまで、バッグの中で一番高い置物になります。

中古・型落ちという近道


やさしさ重視のクラブは、性能の進化がゆるやかです。2〜3世代前のやさしいモデルと最新モデルの差は、90台のスコアにはほぼ表れません。最新モデルが悪いわけではなく、値段の差ほどスコアの差が出ないだけです。

だから中古や型落ちで十分です。浮いた3万円をラウンド1〜2回と練習場に回す方が、確実にスコアは縮まります。買うときの注意点は中古クラブの賢い買い方:チェックポイント5つにまとまっています。

なお、これから最初の1セットを揃える人は前提が違います。初心者向けクラブセット選び:最初の1セットの賢い選び方を先に読んでください。ハーフセットで始めるのが正解です。

まとめ


90台で回るためのセッティングは、やさしいクラブを残して難しいクラブを抜くことに尽きます。3Wとロングアイアンを外し、長い距離は5WとUTに任せる。ウェッジは2〜3本を深く使い込む。道具は中古や型落ちで揃えて、浮いたお金はラウンドと練習に使う。

新品のフルセットを揃えるより地味ですが、スコアには近道です。

参考文献・データについて


本記事のセッティング例や距離の目安は、一般的なアマチュアゴルファーの傾向に基づく推定値です。


ゴルスコ編集部

ゴルフスコア分析アプリ「ゴルスコ」の編集部です。データとスタッツに基づいたゴルフ上達のヒントをお届けします。

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