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フェアウェイウッドの選び方:3W/5W/7Wの使い分け

フェアウェイウッドの種類と選び方を解説。3W・5W・7Wのロフトやヘッド体積の違い、自分のレベルに合った番手選びとセッティングへの組み込み方を紹介します。

ゴルスコ編集部
GOLSCO Editorial
2026年7月17日9分で読めます
#FW#選び方
この記事のポイント
  • 3Wは難しい。初中級者は5W or 7Wから始めるのが正解
  • FWの種類は2W〜11Wまであるが、実戦の主流は3W/5W/7W(+9W)の4つ
  • FWの役割は「距離を稼ぎつつ方向性も確保する」こと
  • ティーショットで使えばOBリスクを減らせる。ドライバー代替としても有効
  • ソールが広く低重心のモデルがやさしく、芝の上からでも球が上がる

3番ウッド、ちゃんと打てていますか?


「フルセットだから3Wも入っている」「なんとなくバッグに入れている」。そんな3W、実際のラウンドでフェアウェイからちゃんと打てているでしょうか。

3Wは、アマチュアが最も打てないクラブの一つです。ロフトが15度前後と少なく、球を上げるのに技術が要ります。打てないなら、5Wや7Wに替えた方がスコアは確実に良くなります。

15度
3番ウッドの一般的なロフト角
ドライバー(10.5度)と5W(18度)の間。この中間のロフトが多くのアマチュアにとって難しい原因です

フェアウェイウッドの種類:番手と呼び名の全体像


フェアウェイウッドには、番手でいうと2Wから11Wまでの種類があります。番号が大きいほどロフトが寝て球が上がりやすく、そのぶん飛ばなくなる。とはいえ店頭で普通に手に入るのは3Wと5Wと7W、それに9Wを加えた4種類で、2Wや4Wはいま探すほうが難しいくらいです。

番手(呼び名)ロフトの目安ヘッド体積の目安
1W(ドライバー)
10.5度前後
460cc
3W(スプーン)
15度前後
180cc前後
5W(クリーク)
18度前後
150cc前後
7W(愛称は定着していません)
21度前後
140cc前後

3Wをスプーン、5Wをクリークと呼ぶのは昔の名残ですが、ゴルフ場では今もよく耳にします。2Wはブラッシー、4Wはバフィーという呼び名もあったそうですが、ラウンド中に聞くことはまずないでしょう。呼び名は雑学どまりで、実用上は番手とロフトの対応さえ頭に入っていれば困りません。

ヘッド体積の違い

数字で見ると分かりやすいのがヘッド体積です。ドライバーの460ccに対し、FWは3Wでも180cc前後と半分以下。モデルによって差はありますが、番手が上がるごとにひと回りずつ小さくなります。ヘッドが小さいから、地面にあるボールを直接とらえられる。ティーアップ前提のドライバーとのいちばんの違いはここです。

ロフトは番手間でおよそ3度刻み。飛距離にすると1番手で10〜15ヤードの差になります。

最初の1本は5Wから

で、結局どの種類から買えばいいのか。5Wです。

3Wと5Wの飛距離差は15ヤード程度。その15ヤードのために、地面から打てる確率をごっそり落とすのは割に合いません。18度前後のロフトがあれば、芝の上からでも球は上がってくれます。

ヘッドスピードに自信がない人や、5Wでも球が上がりきらない人は7Wからでかまいません。9Wも悪くない選択です。3Wを検討するのは、5Wを気持ちよく打てるようになってから。順番を逆にすると、打てないクラブがバッグを1枠占領するだけです。なお、7W前後の距離帯はユーティリティでも代替できます。どちらが合うかの判断はユーティリティの選び方:ロングアイアンの代替としてで詳しく書いています。

3W / 5W / 7Wの違い


同じ出発点から右へ飛ぶ低・中・高の3本の弾道を緑の破線で比較したフェアウェイの景色
低い弾道から順に3W・5W・7Wのイメージです。番手が大きくロフト角が増えるほど、球を上げやすくなります。
番手ロフト角飛距離目安(男性)やさしさ用途
3W15〜16度210〜230ヤード難しいティーショット、長いPar5のセカンド
5W18〜19度195〜215ヤードやさしめフェアウェイからの距離稼ぎ
7W21〜22度180〜200ヤードやさしい万能。ラフからも打てる
9W24〜25度170〜190ヤードとてもやさしいUT代替としても

レベル別の推奨

  • 初心者: 7W or 9W(3Wは不要)
  • 中級者(100切り目標): 5W + 7W(3Wは任意)
  • 上級者(90切り以下): 3W + 5W(状況に応じて7Wも)

3Wをセッティングに入れていいのは「フェアウェイから打って10球中6球以上まともに当たる人」だけです。それ以下なら5Wの方がスコアに貢献します。3Wの飛距離に憧れる気持ちは分かりますが、ミスした時の損失は大きいです。

試打メモ:3Wは5Wより「使える距離」が伸びていますか?


最大飛距離だけを見ると3Wが魅力的でも、狙った場所に運べた球だけを並べると5Wと重なることがあります。そこで、全打球の記録を残したうえで、狙いに収まった球のキャリーの範囲も比べます。キャリーは最初に着地するまでの距離です。転がりを含む総距離と混ぜないでください。

試打前に、使う場面と狙う範囲を決めます。「フェアウェイから、左右の目印の間へ運ぶ」など、比較する3本で同じ条件にします。ティーアップした結果は別の表に残しましょう。

そのまま写して使える記録表

記録するもの3W5W7W
日付・計測場所・ボール[記入][記入][記入]
地面から/ティーアップ・狙う範囲[記入][記入][記入]
打った全ての球のキャリーと左右の結果[1球ずつ][1球ずつ][1球ずつ]
狙いに収まった球/試打した球[ / ][ / ][ / ]
その球のキャリーの最短〜最長[ 〜 yd][ 〜 yd][ 〜 yd]
ミスの内容・打ちやすさ[記入][記入][記入]

記入例:最長の1球と、実戦で使いたい距離を分ける

以下は読み方を説明する架空の試打例です。製品の測定結果や、番手別の平均飛距離ではありません。3本とも地面から10球ずつ打ち、事前に決めた左右の範囲へ運べた球を数えた設定です。

見る項目3W5W7W
全10球の最長キャリー222yd(左へ外れた球)200yd186yd
狙いに収まった球4/10球8/10球8/10球
その球のキャリーの範囲191〜206yd188〜200yd173〜186yd
次の判断採用を保留して再試打距離を稼ぐ候補に残す短い距離を担当する候補に残す

この例の3Wと5Wは、狙いに収まった球の範囲が191〜200ydで重なっています。最長の222ydだけで「3Wは必要」と決めず、今の5Wでは届かない距離を繰り返し打てるかを、別の日にも確かめたいところです。7Wは飛ばないから落第ではなく、5Wより短い距離を担当できるかを見ます。

4/10球や8/10球は、この試打の結果にすぎません。 次のラウンドでの成功率を保証せず、この範囲の外に飛ばないという意味でもありません。マットで打てても芝では違うことがあります。ティーショット用の3Wを探しているなら、ティーアップの記録で改めて判断します。

飛距離が同じでも左右の散り方や打感が違う場合は、シャフトの試打記録の付け方も合わせて使ってください。

ヘッドとシャフトを確認する


1

ソール幅をチェック

広いソールほど地面から打ちやすくなります。芝の上から使うなら、ソール幅は重要です。

2

フェースの高さ(ディープ vs シャロー)

シャロー(低い)フェースは低重心で球が上がりやすい。初中級者向きです。

3

ヘッドサイズ

大きめのヘッドは安心感があり、ミスヒットに強い。小ぶりは操作性重視です。

4

シャフト重量

ドライバーのシャフトより10〜20g重いのが一般的。軽すぎると方向性が悪化します。

FWの使いどころ:ティーショット活用術


FWは「フェアウェイから打つクラブ」というイメージが強いですが、実はティーショットでこそ威力を発揮します。

  • 狭いPar4: ドライバーでOBリスクを冒すより、5Wで確実にフェアウェイに置く
  • 短いPar4: 残り距離を得意な番手に合わせるため、あえて飛ばさない
  • ドッグレッグホール: 曲がり角の手前に置いて安全にセカンドを打つ
こうなりがち
「ティーショットはドライバー」と決めつけている
おすすめ
ホールの状況に応じてFWのティーショットを選択肢に入れる

実際の画面ゴルスコでは、この内容を「ティーショット分析」の画面で見られます。

1打目に使ったクラブと、着弾がフェアウェイ・左右・ショートにどう散っているかが出ます(サンプルデータ)
1打目に使ったクラブと、着弾がフェアウェイ・左右・ショートにどう散っているかが出ます(サンプルデータ)この画面をデモで触る

FWとUTの使い分け


同じ距離帯をカバーするFWとUT。どちらを入れるかは、スイングタイプで判断します。

FWUT
弾道高い中〜高
スピン量やや多いやや少ない
ラフからの打ちやすさ△(ヘッドが大きく引っかかる)◎(抜けが良い)
ティーショット◎(高弾道で距離が出る)○
向いている人スイープ(払い打ち)タイプダウンブロータイプ

両方入れるのもアリです。たとえば5W + 4UTなら、170〜215ヤードをカバーできます。

まとめ


FW選びは、見栄を捨てて実力に合った選択をすることに尽きます。3Wは難しいので初中級者は5W以上を基本にし、ソールが広くシャローなモデルを選ぶとやさしい。フェアウェイからだけでなく、ティーショットでの活用がスコアメイクの鍵になります。FWとUTを併用すれば、飛距離のギャップも効率よく埋められます。買ったあとのコースでの使い方はフェアウェイウッドの活用でスコアアップする方法にまとめています。

打てないクラブは入れない。地味ですが、これがいちばんスコアに効く鉄則です。

参考文献・データについて


本記事の飛距離目安は一般的なアマチュアゴルファーの平均値に基づいています。ロフト角とヘッド体積は市販モデルのおおよその目安で、実際の数値はモデルにより異なります。

  1. Callaway Golf「Online Fairway Selector(フェアウェイウッド フィッティング)」 callawaygolf.com
  2. Golf Digest「Hot List(クラブ評価)」 golfdigest.com

ゴルスコ編集部

ゴルフスコア分析アプリ「ゴルスコ」の編集部です。データとスタッツに基づいたゴルフ上達のヒントをお届けします。

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