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グリーン上のルール:マーク・リペア・旗竿の扱い

ゴルフのグリーン上で知っておくべきルールを解説。ボールのマーク方法、ボールマークの修復、旗竿の扱い、パッティングラインの保護など、初心者が迷いやすいポイントを整理します。

ゴルスコ編集部
GOLSCO Editorial
2026年6月1日6分で読めます
#ルール#グリーン
この記事のポイント
  • グリーン上ではボールを拾い上げてマークし、清掃できる(無罰)
  • ボールマーク(ピッチマーク)は必ず修復する。マナーであり義務
  • 2019年改定で旗竿を立てたままパットしてOKに(以前は罰あり)
  • パッティングライン上のスパイクマークも修復可能に(2019年改定)

グリーン上は「特別なルール」が適用される場所

グリーンはコースの中でいちばんデリケートな場所です。芝のわずかな状態がそのままパットの転がりに出るため、他のエリアにはない専用のルールが用意されています。

「マークってどうやるの」「旗竿は抜くのか、抜かないのか」。初心者がまず戸惑うのもこのあたりでしょう。ただ、基本さえ押さえれば迷う場面はぐっと減ります。


ボールのマーク

マークの方法

1

マーカーを置く

ボールの直後(ホールから遠い側)に、コインやボールマーカーを置きます。

2

ボールを拾い上げる

マーカーを置いたら、ボールを拾い上げます。

3

ボールを清掃する

拾い上げたボールは清掃できます。泥や芝を拭き取りましょう。

4

ボールを戻す

パットの順番が来たら、マーカーの前(ホール側)にボールを置き、マーカーを取り除いてからパットします。

マーカーは何でもOK

ボールマーカーは専用のものでなくても構いません。小さなコインや平らなものであれば何でもOKで、100円玉や10円玉を使うゴルファーも多い。ただし、他のプレーヤーの邪魔にならない大きさを選びましょう。

マークが必要な場面

マークが必要になるのは、だいたい3つの場面です。同伴者のパッティングライン上に自分のボールがあって邪魔になるとき、ボールの泥を拭き取りたいとき、そしてボールの位置をはっきり確認したいとき。いずれもマークすれば、拾い上げて構いません。

マーカーの移動

同伴者のラインにマーカーが邪魔になる場合、パターヘッドの長さ分だけマーカーを移動できます。

1

方向を決める

同伴者と相談して、マーカーをどちら方向に動かすか決めます(例:パターヘッド1個分右)。

2

パターヘッドで測る

マーカーの横にパターヘッドを置き、ヘッドの先端に新しいマーカー位置を決めます。

3

元に戻すのを忘れずに

自分の番が来たら、必ず元の位置にマーカーを戻してからパットします。戻し忘れは1打罰。


ボールマーク(ピッチマーク)の修復

ボールがグリーンに落下したときにできるくぼみ(ボールマーク、ピッチマーク)は、必ず修復するのがマナーです。放っておくと芝が枯れ、後から回ってくる人のパットに影響します。

修復の手順

1

グリーンフォークを使う

ボールマークの周囲にグリーンフォークを斜めに差し込みます。

2

中心に向かって寄せる

フォークを外側から中心に向かって動かし、くぼんだ芝を元に戻します。持ち上げるのではなく「寄せる」のがポイント。

3

パターで軽く叩いて平らにする

修復した部分をパターのソールで軽くトントンと叩いて平らにします。

こうなりがち
自分のボールマークだけ直して、他のボールマークは無視
おすすめ
自分のボールマーク+もう1つ、余分にボールマークを修復する(ゴルファーのマナー)
2つ以上
修復すべきボールマーク数
自分のボールマークに加えて、もう1つ修復する習慣をつけると、コースの状態維持に貢献できます

旗竿(ピンフラッグ)の扱い

2019年改定の大きな変更点

2019年の規則改定で、グリーン上のルールが大きく変わりました。かつては罰があった動作が、無罰になっています。

項目改定前改定後(現行ルール)
旗竿を立てたままパット
2打罰
OK(無罰)
旗竿に当たった場合
2打罰
無罰
旗竿は立てたままでも抜いてもOK

現行ルールでは、パットするときに旗竿を立てたままでも、抜いてもらってもどちらでも構いません。自分の好みで判断できます。プレーペースの面では、立てたままのほうが早く回れる場合が多いです。

旗竿の扱いの選択肢

選択肢メリットデメリット
立てたまま打つ目標が見えやすい。時間短縮旗竿に当たって弾かれる可能性
抜いてもらう旗竿に邪魔されない抜き差しの時間がかかる
途中で判断を変える状況に応じて選べるあまり行ったり来たりすると時間ロス

旗竿の管理(エチケット)

抜いた旗竿は、グリーンの外側やエッジに静かに置きます。投げるのはNG。全員がカップインしたら旗竿を元に戻してからグリーンを離れます。カップの近くでパットする人のために旗竿を持っておき、パット後に抜く「アテンド」も覚えておくと親切です。


パッティングラインの保護

触れてはいけないもの

同伴者のパッティングラインは絶対に踏まない。ラインの延長線上も避けます。自分のパッティングラインも、不必要に触れないのが基本です。

修復できるもの

2019年の改定で、パッティングライン上で直してよい範囲が広がりました。

修復できるもの修復できないもの
ボールマーク(ピッチマーク)自然な凹凸・傾斜
スパイクマーク(靴跡)風や水で生じた損傷以外の自然な状態
動物の足跡エアレーション(穴あけ作業)の穴
メンテナンスの跡
スパイクマーク修復は2019年改定で解禁

改定前は、パッティングライン上のスパイクマーク(靴跡)を修復することが禁止されていました。現行ルールでは修復できます。ただし直せるのは「損傷」であって、芝の目や自然な状態を変えることはできません。


グリーン上でのその他のルール

1

ボールがグリーン上で動いた場合

グリーン上でマークした後にボールを元に戻したのに、風でボールが動いた場合は元の位置にリプレース(無罰)。

2

グリーン上からのチップショット

グリーン上からパター以外のクラブで打つことも可能です。ただし、グリーンを傷つけないよう注意。ルール違反ではありませんが、マナーとして避けたほうが無難です。

3

他のプレーヤーのボールに当たった場合

グリーン上からパットして、グリーン上にある他のプレーヤーのボールに当たった場合は2打罰(ストロークプレーの場合)。当たったボールは元の位置にリプレースされます。だからこそ、同伴者にマークをお願いしておくと安心なのです。


まとめ

グリーン上のルールは項目こそ多いものの、軸はシンプルです。マークして拾い上げれば清掃してよく、自分がつけたボールマークは必ず直す。旗竿は立てたまま打っても構わないし、スパイクマークも直せます。どちらも2019年の改定で変わった点ですね。

そして、同伴者のパッティングラインだけは絶対に踏まない。これはルールというより、隣で回る人への配慮の話でもあります。マナーが行き届いているゴルファーは、自然と周囲から信頼されます。ルールとマナーの両輪を身につけて、気持ちのいいグリーン上のプレーを楽しんでください。


参考文献・データについて

本記事のルールはR&A/USGAゴルフ規則13条(パッティンググリーン)に基づいています。旗竿を立てたままパットしても無罰になったのは2019年の規則改定(規則13.2a)によるものです。スパイクマーク修復の解禁は規則13.1cの改定によります。


ゴルスコ編集部

ゴルフスコア分析アプリ「ゴルスコ」の編集部です。データとスタッツに基づいたゴルフ上達のヒントをお届けします。

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