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日本のゴルフ場1,396コースを測った。パー3の半分は142〜172ヤードに収まる

日本のゴルフ場のパー構成と距離を、公式サイトの記載から集計しました。18ホールの94%がパー72、9割が同じパー構成です。パー3の中央値は157ヤード、パー4は361ヤード、パー5は498ヤード。初めてのコースでも番手が決まる理由をまとめました。

ゴルスコ編集部
GOLSCO Editorial
2026年9月9日7分で読めます
#コース#距離#統計#番手選び
この記事のポイント
  • 日本のゴルフ場は驚くほど似た形をしている。18ホールの94%がパー72で、9割はパー3を4つとパー4を10、パー5を4つ持つ
  • レギュラーティーの総距離は中央値6,686ヤード。半分以上が6,500〜7,000ヤードに収まる
  • パー3の中央値は157ヤード、パー4は361ヤード、パー5は498ヤード
  • 初めてのコースでも、この数字を知っていれば番手はだいたい決まる

初めてのコースの、最初のパー3


初めて行ったコースの3番、パー3。距離表示は165ヤード。

さて何番で打つか。ここで迷ったことがある人は多いと思います。私もキャディバッグを覗き込んで、7番か6番かで固まりました。

このとき本当に知りたいのは「165ヤードは長いのか短いのか」です。自分の中に基準がないから決められない。

そこで、日本のゴルフ場の距離を実際に数えてみました。ゴルスコが持っているコースデータのうち、各ゴルフ場の公式サイトから取り直した1,789コース、36,965ホールぶんです。

日本のゴルフ場の形


先に、意外だったほうから書きます。

18ホールのコース1,396のうち、パー72は1,313でした。94%です。

さらに、ホールの内訳まで見ると9割が同じでした。パー3が4つ、パー4が10、パー5が4つ。この組み合わせが1,395コース中1,265を占めます。

9割
パー3が4つ、パー4が10、パー5が4つで構成された18ホールの割合
1,395コース中1,265。日本のゴルフ場は形がそろっている
出典: ゴルスコ調べ(2026-09-08・公式サイト記載の集計)

コースごとに個性はあります。でも骨格は共通していました。だから「今日のコースは特別に難しい」と感じたとき、その原因はたいてい構成ではなく、距離か、グリーンまわりか、その日の自分です。

パー別の距離


本題です。パー3、パー4、パー5がそれぞれ何ヤードなのか。レギュラーティーで数えました。

ホール距離の中央値真ん中の半数が収まる範囲
パー3(8,417ホール)
157ヤード
142〜172ヤード
パー4(20,340ホール)
361ヤード
335〜386ヤード
パー5(8,172ホール)
498ヤード
477〜522ヤード

パー3の半数が142から172ヤードに入っていました。冒頭の165ヤードは、この範囲の上のほう。長めではあるけれど、特別に長いわけではない距離です。

最長も見ておくと、パー3で257ヤード、パー4で510ヤード、パー5で665ヤードのホールがありました。年に一度そういうホールに当たったら、それは記念だと思って諦めるのがいいと思います。

総距離の分布


コース全体ではどうか。

中央値は6,686ヤードでした。真ん中の半数は6,459から6,870ヤードです。

つまり日本でレギュラーティーから回るなら、たいてい6,500ヤード台から6,800ヤード台。ここでも幅は思ったより狭い。

コースの難しさは距離だけでは決まりません。同じ6,700ヤードでも、林が迫るコースと開けたコースでは体感がまるで違います。その差を数字にしたのがコースレーティングで、読み方はコースレーティングとスロープレーティングにまとめました。

番手選びに落とし込む


ここまでの数字は、実は準備に使えます。

パー3の半数が142〜172ヤード。この帯を1本で打てるようにしておくと、パー3の半分は「いつもの番手」で構えられます。多くのアマチュアだと6番から8番アイアンのどこかです。

パー4の中央値は361ヤード。ティーショットが220ヤード飛べば残り141ヤード、180ヤードなら残り181ヤード。練習場でいちばん打つべき番手は、この残り距離を打つ番手だということになります。

自分の番手表と突き合わせる

上の中央値と、自分の飛距離表を並べてみてください。142〜172ヤードに自信のある番手がなければ、そこが最初に埋めるべき穴です。飛距離表の作り方はクラブ別飛距離表の作り方にあります。

パー5の中央値は498ヤードです。2オンを狙える人は限られますが、3打で乗せる前提なら、498ヤードを3分割して166ヤードずつ。ここでもパー3と同じ距離帯が出てきます。

日本のコースを回るうえで、いちばん出番の多い距離帯は140〜175ヤードあたり、という結論になります。

数字を過信しないために


中央値はあくまで真ん中です。あなたが次に行くコースがその通りとは限りません。

それに、同じホールでもティーの位置は日によって動きます。レギュラーティーの後ろに立つか前に立つかで、10ヤードや20ヤードは平気で変わる。距離表示を見て番手を決める習慣そのものは、これらの統計より大事です。

コースごとの相性を数字で見る方法はコースマネジメントとリスク管理に書きました。そして、同じコースを回っても自分のスコアが何打揺れるのかは同じ人のスコアが1ラウンドでどれだけ揺れるかで測っています。

計測の方法と母数


引用していただける方のために、条件を書いておきます。

  • 対象は、各ゴルフ場の公式サイトの記載から取り直した1,789コース、36,965ホール。2026年9月8日時点の集計
  • このうち18ホールのコースは1,396。27ホール以上のコースと9ホールのコースは、総距離とパー構成の集計から外した
  • 距離はレギュラーティー。レギュラーの記載がないホールはバックティーを使った
  • 閉鎖済みのコースと、公式サイトに距離表がなく取り直せなかったコースは集計に入れていない
  • 中央値と四分位は、ホール単位(パー別の距離)またはコース単位(総距離)で計算した

コース種別や設計者、グリーンの種類は、出所が公式サイトではないため、この記事では扱っていません。数えたのは距離とパーだけです。

まとめ


日本のゴルフ場は、9割が同じパー構成で、半分以上が6,500〜7,000ヤードに収まります。パー3の中央値は157ヤード、パー4は361ヤード、パー5は498ヤード。

初めてのコースで番手に迷ったとき、この数字が基準になります。そして練習場で最初に埋めるべきなのは、140〜175ヤードを1本で打てるようにすることでした。

よくある質問


レギュラーティーとバックティーで、どのくらい距離が変わりますか?

コースによって幅がありますが、18ホール合計で300ヤードから500ヤードほど長くなるのが一般的だと言われています。この記事の数字はすべてレギュラーティー基準なので、バックから回る方は少し長めに見てください。

パー72以外のコースは、何が違うのですか?

18ホールの6%がパー72以外でした。多いのはパー71と70で、パー4がひとつ多くパー5がひとつ少ない、といった構成です。パー66以下のショートコースも少数あります。規定打数が違うので、同じスコアでも対パーは変わります。

参考文献・データについて


この記事の数値は、各ゴルフ場の公式サイトに記載されたホール別の距離とパーを収集し、2026年9月8日に集計した自社データです。集計条件は本文の「計測の方法と母数」に書いたとおりです。個別のコース名を挙げたランキングは載せていません。バックティーとの差など、本文で出典を示していない一般的な目安については、コースや資料によって幅があります。


ゴルスコ編集部

ゴルフスコア分析アプリ「ゴルスコ」の編集部です。データとスタッツに基づいたゴルフ上達のヒントをお届けします。

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