ギア・装備Reading

パターの選び方:ブレード vs マレット、合うのはどっち?

パター選びの核心、ブレード型とマレット型の違いを徹底解説。自分のストロークに合ったパターの見つけ方を紹介します。

ゴルスコ編集部
GOLSCO Editorial
2026年7月16日5分で読めます
#パター#選び方
この記事のポイント
  • パターは全打数の約40%を占める、使用頻度の高いクラブ
  • ブレード型はアーク(弧を描く)ストローク向き。操作性重視
  • マレット型はストレート(真っすぐ)ストローク向き。安定性重視
  • 迷ったらマレット型。ミスへの寛容性が高い

パターに1番お金をかけるべき理由

パッティングは全打数の約40%を占めます。スコア90のゴルファーなら、約36打がパット。ドライバーの14打と比べれば、その3倍近くをパターで打っている計算です。

それなのに、パターの予算はドライバーの半分以下、というゴルファーは少なくありません。いちばん多く使うクラブにこそこだわる、と考えれば優先順位ははっきりしています。

約40%
パッティングが全打数に占める割合
スコア90なら約36打。ドライバーの14打と比べれば、パターの重要性は明らかです

ブレード vs マレット:根本的な違い

形状と特性

特徴ブレード型マレット型
形状薄くてスリム大きくて奥行きがある
重量配分トゥ寄りフェース面全体に分散
慣性モーメント低い高い
ミスヒット時方向がズレやすいズレにくい
操作性高い低め
見た目シンプル・伝統的現代的・機能的

ストロークタイプで選ぶ

パター選びでいちばん大事なのは、自分のストロークタイプとの相性です。フェースが開閉するアークストローク(弧を描くタイプ)にはブレード型が、真っすぐ引いて真っすぐ出すストレートストロークにはフェースがスクエアを保ちやすいマレット型が合います。

自分のストロークタイプの見分け方

パターを構えて目を閉じ、いつも通りストロークしてみてください。テークバックでフェースが少し開く感覚があればアーク型。真っすぐ引ける感覚ならストレート型です。


パター選びの具体的ポイント

形状が決まったら、細部を詰めていきます。

フェースインサートの素材は、柔らかいウレタン系なら打感がソフトで距離感を出しやすく、硬いアルミ系はフィードバックが明確です。ここは好みで選んで構いません。ネック形状は、クランクネック(オフセットあり)ならつかまりが良く、センターシャフトはストレートストローク向き、ベントネックはマレットに多い万能型です。

長さの標準は33〜35インチ。アドレスで目がボールの真上に来る長さが理想です。長すぎると手首が使いやすくなり、かえってミスが増えます。ヘッド重量は、重いほど安定感があって速いグリーンに向き、軽いほど操作性が出て遅いグリーンで転がしやすくなります。

フェースバランス vs トゥハング

シャフトを水平にして持ったとき、フェースが天井を向くのがフェースバランスで、ストレートストローク向き。トゥ側が下を向くのがトゥハングで、こちらはアークストローク向きです。下がる角度が大きいほど、アークの度合いが強い人に合います。

こうなりがち
「見た目がかっこいいから」「プロが使っているから」で選ぶ
おすすめ
自分のストロークタイプに合ったモデルを試打で確認して選ぶ

パター選びの試打チェックリスト

パターは他のクラブ以上にフィーリングがものを言います。必ず実際に転がしてから決めましょう。

  1. 構えた時の安心感: 真っすぐ構えやすいか
  2. 打感: 好みの柔らかさか
  3. 距離感: 思った距離に転がるか(10球中8球)
  4. 方向性: 2mのパットを10球打って何球カップインするか
  5. 重さのフィーリング: 重すぎず軽すぎず、自分のテンポに合うか

よくある質問

Q. ピン型ってブレードとマレットどっち?

ピン型はブレードの一種。PING社のAnserモデルが起源で、トゥとヒールに重量を配分した「キャビティ構造」のブレード。純粋なブレードよりやさしく、マレットより操作性がある万能型です。

Q. 中古パターでも問題ない?

パターはフェースの摩耗が少ないため、中古でも十分使えます。ただしフェースインサートの劣化はチェック。表面がベタつく、剥がれている場合は避けましょう。

Q. 練習グリーンがある店で試打すべき?

理想的にはYes。人工芝のマットと実際のグリーンでは転がりが全然違います。パターの試打は実際の芝の上がベストです。


まとめ

パターはいちばん多く使うクラブなので、選び方にこだわる価値があります。まずは自分のストロークタイプを把握して、アークならブレード、ストレートならマレットへ。迷ったらマレット型が無難で、ミスへの寛容性が高めです。

そして何より、実際に打って確かめること。長さは目がボールの真上に来る位置を基準にしましょう。フェースの摩耗が少ないパターは中古でも十分使えるので、予算を抑えたい人は選択肢に入れてみてください。


参考文献・データについて

本記事のストロークタイプとパター形状の関係は一般的なフィッティング知識に基づいています。

  1. PING「Putter Fitting」 ping.com
  2. Odyssey Golf「Putter Technology」 odysseygolf.com
  3. Dave Pelz『Dave Pelz's Putting Bible』(2000, Doubleday)

ゴルスコ編集部

ゴルフスコア分析アプリ「ゴルスコ」の編集部です。データとスタッツに基づいたゴルフ上達のヒントをお届けします。

関連記事

ゴルフクラブの選び方完全ガイド:初心者〜中級者向け

ゴルフクラブの選び方完全ガイド:初心者〜中級者向け

ゴルフクラブ選びで失敗しないための完全ガイド。初心者から中級者まで、クラブの種類・選び方の基準・予算別おすすめの考え方をデータとともに解説します。

ゴルフグローブの選び方:素材・サイズ・交換時期

ゴルフグローブの選び方:素材・サイズ・交換時期

ゴルフグローブの選び方を素材、サイズ、交換時期の観点から解説。グリップ力を維持してスコアに直結する選び方を紹介します。

ゴルフボールの選び方:スピン系 vs ディスタンス系

ゴルフボールの選び方:スピン系 vs ディスタンス系

ゴルフボール選びの基本、スピン系とディスタンス系の違いを徹底解説。自分のレベルに合ったボールの見つけ方を紹介します。

フェアウェイウッドの選び方:3W/5W/7Wの使い分け

フェアウェイウッドの選び方:3W/5W/7Wの使い分け

フェアウェイウッドの選び方と3W・5W・7Wの違いを解説。自分のレベルに合った番手選びとセッティングへの組み込み方を紹介します。

ユーティリティの選び方:ロングアイアンの代替として

ユーティリティの選び方:ロングアイアンの代替として

ユーティリティ(ハイブリッド)の選び方を徹底解説。ロングアイアンとの違い、番手の選び方、セッティングへの組み込み方を紹介します。

アイアンセットの選び方:キャビティ vs マッスルバック

アイアンセットの選び方:キャビティ vs マッスルバック

アイアンセット選びの核心、キャビティバックとマッスルバックの違いを徹底解説。自分のレベルに合ったアイアンの見つけ方をデータとともに紹介します。