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ゴルフのペナルティ一覧|罰打の数え方と正しい処置を完全解説

ゴルフのペナルティ(罰打)の種類と処置を完全網羅。OB、ウォーターハザード、アンプレヤブル、ロストボールなど、場面別の正しい対応と打数の数え方を初心者でも分かりやすく解説します。

ゴルスコ編集部
GOLSCO Editorial
2026年4月6日10分で読めます
#ペナルティ#ルール#処置
この記事のポイント
  • アマチュアの1ラウンドのペナルティは平均3打前後。OBが最多で全体の約35%を占める
  • 暫定球の宣言忘れ、ドロップ方法の間違いなど「処置ミス」で追加ペナルティを受けるケースが多い
  • ペナルティを2打減らすだけで年間平均スコアが大きく改善する。技術より即効性が高い
  • アンプレヤブルを恐れずに宣言するのが、大叩きを防ぐ最善の判断

「あれ、これ何打目?」をなくす


OBを打った後、暫定球を打って、元の場所から3打目で……いや4打目?

処置の途中でこんなふうにパニックになると、間違えて追加ペナルティの「二重罰」を受けることもあります。逆に言えば、正しい処置を知っているだけで、無駄な打数を確実に減らせます。

主要ペナルティの早見表


「今この状況は何打罰で、次はどこから打つのか」だけ知りたい場面も多いはずです。まずは代表的なペナルティを一覧にしました。細かい条件はこのあとの各節で説明します。

状況罰打次に打つ場所
OB(白杭の外)
1打罰
直前に打った場所から打ち直し
池・クリーク(黄杭)
1打罰
直前の場所から打ち直し、または後方線上にドロップ
池・クリーク(赤杭)
1打罰
黄杭の選択肢に加えて、横2クラブレングス以内にドロップ
紛失球(3分探して見つからない)
1打罰
直前に打った場所から打ち直し
アンプレヤブル宣言
1打罰
打ち直し/後方線上/横2クラブレングス以内から選択
バンカー内でアンプレヤブル宣言してバンカーの外へ
2打罰
バンカー後方の線上にドロップ
カート道・修理地の上(無罰の救済)
0打
救済のニヤレストポイントから1クラブレングス以内にドロップ
誤所からのプレー
2打罰
原則そのままプレー続行

迷ったら「OBと紛失球は戻る。池とアンプレヤブルは、その場の近くで選べる」とだけ覚えておいてください。これだけでコースで慌てる場面はだいぶ減ります。

表の罰打は、スコアに足す数です。たとえばOBなら、罰の1打に加えて打ち直しの1打も打つので、体感の損失は2打前後になります。

罰打より怖いのは処置ミス

正しい処置が分からないまま打つと、1打罰で済んだはずの場面が誤所からのプレーで2打罰に化けることがあります。処置に自信がないときは、打つ前に同伴者と確認するのがいちばん安全です。

ペナルティの種類と罰打数


左はコース外との境界に立つ白杭、中央と右は池の縁に立つ黄杭と赤杭。各場面の手前の杭を緑の丸で示している
左から白杭・黄杭・赤杭。白杭はOBの境界、黄杭・赤杭はペナルティエリアの境界を示します。

R&A/USGAのゴルフ規則に基づき、ペナルティは主に1打罰と2打罰の2種類です。

ラウンド中に発生するペナルティの内訳は、OBが約35%、ペナルティエリア約28%、ロストボール約18%、アンプレヤブル約12%、その他の違反約7%。やはりOBが圧倒的に多くなります。

1打罰のペナルティ

シチュエーション処置
OB(白杭の外)元の位置から打ち直し
ペナルティエリア(赤杭・黄杭)救済オプションから選択
ロストボール(3分以内に見つからない)元の位置から打ち直し
アンプレヤブル宣言3つの救済オプションから選択
ボールを誤って動かす元の位置にリプレース

2打罰のペナルティ

シチュエーション処置
誤所からのプレーそのまま続行(2打追加)
バンカーでアドレス前にソール2打追加してそのまま続行
ティーエリア外からプレー正しい位置から打ち直し
動いているボールを打つ2打追加
失格になるケース

スコアの過少申告(競技)、14本を超えるクラブの使用(発覚後も使い続けた場合)、重大なルール違反の未是正などは失格。

OBの正しい処置:ここで差がつく


OBはアマチュアにとって最も頻繁に遭遇するペナルティ。正しい手順を知っておきましょう。

1

OBの可能性を判断する

白杭と白杭を結んだ線の外側にボールが完全に出ていればOB。杭の上にボールがある場合はセーフです。

2

暫定球を宣言して打つ

OBの可能性がある場合は、「暫定球を打ちます」と宣言してから打ちましょう。宣言しないと暫定球として認められません。

3

ボールの確認に行く

OBだった場合は暫定球でプレー続行(1打罰)。見つかった場合は暫定球を拾い上げ、元のボールでプレーします。

4

打数を正しく計算する

例:ティーショット(1打目)がOB → 暫定球のティーショット(3打目としてカウント)。「1打罰 + 打ち直し」で1打飛ばした数え方に。

こうなりがち
「多分入ってないだろう」→ 暫定球を打たずに前へ → OBで戻る羽目に
おすすめ
「念のため暫定球を打ちます」→ 宣言してから打つ → 時間もスコアもロスしない
ローカルルール:前進4打

多くのコースでは「前進4打(プレイング4)」のローカルルールがあります。OBの場合、特設ティーから4打目としてプレー可能。進行を速めるために積極的に活用しましょう(ただし公式ハンデには使用不可)。

こちらもチェックハンディキャップって何?計算のしかたを解説(新しいタブで開きます)

OBの判定基準や前進4打の詳しい扱いはOBのルール完全解説、暫定球の宣言手順とよくある間違いは暫定球のルールと正しい手順で掘り下げています。

ペナルティエリアの処置


2019年のルール改定で「ウォーターハザード」は「ペナルティエリア」に名称変更されました。

黄杭(イエローペナルティエリア)の救済オプション

  1. そのまま打つ(無罰):エリア内からプレー可能な場合
  2. 直前に打った場所から打ち直す(1打罰)
  3. 後方線上の救済(1打罰):ボールが最後にエリアの縁を横切った地点とピンを結んだ後方延長線上にドロップ

赤杭(レッドペナルティエリア)の追加オプション

上記3つに加えて

  1. ラテラル救済(1打罰):ボールが最後にエリアの縁を横切った地点から2クラブレングス以内にドロップ

実際にアマチュアが最も選ぶのはラテラル救済(約45%)。次に後方線上の救済(約25%)、打ち直し(約20%)、そのまま打つ(約10%)と続きます。

ドロップの方法(2019年改定後)

ドロップは膝の高さから行います(肩の高さから変更)。ドロップしたボールが救済エリアの外に出た場合は再ドロップ。2回目も外に出た場合は、2回目に落ちた地点にプレースします。

赤杭と黄杭の見分け方や救済オプションの選び方は、ペナルティエリアのルール:赤杭と黄杭の違いで整理しています。

アンプレヤブルの3つの選択肢


ボールが木の根元や茂みの中など打てない場所にある場合、いつでもどこでもアンプレヤブルを宣言できます(ペナルティエリア内を除く)。

選べる救済は3つ、いずれも1打罰です。ひとつ目はストロークと距離の救済で、直前にプレーした場所から打ち直します。ふたつ目は後方線上の救済。ボールの位置とピンを結んだ後方延長線上にドロップでき、後方への距離制限はありません。三つ目はラテラル救済で、ボールの位置から2クラブレングス以内、ピンに近づかない場所にドロップします。

場面別の詳しい処置ガイド


ここまでで全体像はつかめたはずです。ただ、実際のコースでは「この場合のドロップ範囲はどこまで?」と細部で迷うもの。場面別に掘り下げた記事を用意しているので、自分がよくやらかす場面から読んでみてください。

全部を暗記する必要はありません。自分のミスの傾向に合わせて、よく遭遇する場面の処置だけ正確に覚えておく。それだけでラウンド中の判断はだいぶ速くなります。

ペナルティを減らす:最も即効性のあるスコア改善策


ペナルティを減らすことは、技術を上げるよりも即効性のあるスコア改善策です。

ペナルティ打数が0-1打のゴルファーの平均スコアは85前後、2-3打で95前後、4-5打で105前後、6打以上で115前後。ペナルティが増えるほどスコアが悪化する相関ははっきりしています。OB1回が実際に何打の損失になるかはペナルティのコスト分析:OB1回でスコアは何打悪化するかで計算しています。

実践的な対策

  • OB方向には打たない:狭いホールではドライバーを封印
  • 暫定球を必ず打つ:「入ってないだろう」の油断が時間ロスと追加罰に
  • ペナルティエリアの位置を事前確認:コースマップで危険箇所を把握
  • アンプレヤブルを恐れない:無理なショットで状況を悪化させるより1打罰で確実に脱出

1ラウンドのペナルティを2打減らすだけでも、年間の平均スコアははっきり変わります。技術の向上には時間がかかりますが、ペナルティ管理は知識と判断で今日から始められます。とくに最多要因のOBについては、OB率を半分にするデータ分析で具体的な減らし方を紹介しています。

まとめ


ゴルフのペナルティは避けられないものですが、正しい処置を知ることで追加の損失を防ぐことができます。そしてペナルティの傾向を分析すれば、効率的なスコア改善にもつながります。

よくある質問


OBは何打罰ですか?

1打罰です。ただし罰の1打を足して終わりではなく、直前に打った場所からの打ち直しがセットになります。ティーショット(1打目)がOBなら、1打罰を足して、打ち直しのティーショットは3打目。そこから2打で乗せて2パットなら、そのホールのスコアは7です。

1打罰なのに2打損した感覚になるのは、打ち直しで元の位置まで戻るぶん距離を失うからです。数え方に迷ったら「OBになったショットの番号に2を足した打数で再開」と覚えておくと、その場で計算できます。

なお、前進4打のローカルルールがあるコースなら、特設ティーから4打目として打つ選択もできます。詳しくはOBのルール完全解説をどうぞ。

池にボールが入ったらどうすればいいですか?

まず杭の色を確認します。黄杭なら1打罰で、直前の場所からの打ち直しか、池の縁を最後に横切った地点とピンを結んだ後方線上へのドロップの2択です。赤杭ならこれに加えて、横切った地点から2クラブレングス以内へのドロップも選べます。

無罰でそのまま打つこともルール上は可能です。ただ、水際の不安定な足場から無理をしてもう一度池に入れるくらいなら、1打罰で安全な場所から打ったほうが結果的に安く付くことが多いです。

罰なしでボールを拾える場合はありますか?

あります。カート道の上、修理地、水たまり(一時的にたまった水)にボールが止まった場合などは、無罰で救済を受けてドロップできます。レーキのような動かせる障害物をどかして打つのも無罰です。

ただし、無罰の救済を受けるかどうかは任意です。ドロップ後のライが悪くなりそうなら、そのまま打つ判断もあります。

罰がかかる救済と無罰の救済の区別がつくと、本当は無料で拾えたのに1打払う、という損がなくなります。該当する場面の一覧は無罰でドロップできる状況まとめにまとめました。

参考文献・データについて


本記事のペナルティ内訳、処置選択率、ペナルティ打数とスコアの相関は、一般的な傾向を示すコーチング推定値です。

  1. R&A「Rules of Golf」 randa.org

ゴルスコ編集部

ゴルフスコア分析アプリ「ゴルスコ」の編集部です。データとスタッツに基づいたゴルフ上達のヒントをお届けします。

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