- ほとんどのアマチュアはピンを狙いすぎている。ピンを狙っていいのは好条件の時だけ
- ティーショットの目標は「フェアウェイの安全な場所」であってピンポイントの場所ではない
- グリーンを狙うショットは「グリーンの広い方」を狙うのが基本
- 目標を変えるだけで、技術を変えなくてもスコアが安定する
どこを狙っているか、意識したことありますか?
ティーショットは「なんとなくあっちの方」、セカンドは「とりあえずピンの方向」。アマチュアの狙い方は、聞いてみると案外この程度だったりします。
「どこを狙うか」はスコアに直結する判断です。同じ技術レベルでも、狙う場所を変えるだけでスコアが3〜5打改善するケースは珍しくありません。ターゲット選定は、特別な技術が要らない「今すぐできるスコアアップの方法」です。
ティーショットのターゲット選定
ティーショットの目標設定は、この順番で考えます。
フェアウェイの広い方を確認する
フェアウェイは左右均等ではありません。広い方を狙えば、多少のブレでもフェアウェイに残る確率が上がります。
ハザードの反対側を狙う
右にOBがあるなら、フェアウェイの左サイドを狙います。ミスしても反対方向のラフで済むように設計します。
目標物を具体的に決める
「あの木の方向」「フェアウェイ左サイドのヤーデージ杭」など、具体的な目標物を決めてからアドレスします。漠然と「あっちの方」では精度が出ません。
人間の脳は具体的な目標に向かって体を動かすのが得意です。「フェアウェイ左のあの木」と決めると、無意識にそちらへ向かうスイングになります。漠然としたイメージでは身体が迷います。
グリーンを狙うショットのターゲット選定
ここが最もスコアに影響する部分です。多くのアマチュアが「ピンを直接狙う」ことで、かえってスコアを崩しています。
ピンを狙ってはいけない場面
- ピンがグリーンの端にある時(左右や奥手前の端)
- ピンの近くにバンカーや池がある時
- 残り距離が150ヤード以上ある時
- 風が強い時やライが悪い時
ピンを狙っていい場面
- ピンがグリーンの中央付近にある時
- 残り距離が100ヤード以内で得意な距離の時
- ハザードがピンから遠い位置にある時
アプローチのターゲット選定
グリーン周りからのアプローチでも、狙い方でスコアは変わります。
- ピンより手前を狙う: 上りのパットを残すため。下りのパットは3パットの原因
- グリーンの広い方向に乗せる: アプローチでもグリーンに乗せることが最優先
- 「とりあえず乗ればOK」の精神で: 寄せワンを狙いすぎてグリーンに乗らないのは本末転倒
ピンに寄せたい気持ちはわかります。それでも、まず「グリーンに乗せる」、次に「2パット圏内に乗せる」。この優先順位を守るだけで、スコアは安定します。
ターゲット選定の練習法
コースでいきなり実践するのが不安なら、こんな練習から始められます。
- 練習場でもターゲットを決めて打つ: 「あのネットの支柱の左」など具体的に
- ラウンド中に毎ショット目標を口に出す: 「フェアウェイ左サイドのヤーデージ杭」と声に出すと意識が定まる
- スコアカードに狙った方向をメモする: ラウンド後に振り返って、判断が正しかったか検証
まとめ
整理すると、ティーショットはフェアウェイの広い方、ハザードの反対側へ。グリーンは基本センター狙いで、ピンを狙うのは好条件のときだけ。アプローチは手前から攻めて、上りのパットを残す。そしてどのショットも、具体的な目標物を決めてからアドレスすることです。
「どこを狙うか」は技術と同じくらいスコアに効きます。しかも今日から変えられることばかり。ぜひ次のラウンドで試してみてください。
参考文献・データについて
本記事の内容は、一般的なゴルフコーチングの知見に基づいています。ターゲット選定の効果は個人の技術レベルやコース条件により異なります。
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