練習・上達法Reading

アプローチ練習場でやるべきドリル5選

アプローチ練習場で行うべき5つの実践的ドリルを紹介。距離感、高低の打ち分け、実戦的なシチュエーション練習まで、スコアに直結するグリーン周りの練習法です。

ゴルスコ編集部
GOLSCO Editorial
2026年6月29日5分で読めます
#アプローチ#ドリル
この記事のポイント
  • グリーン周りのアプローチ精度がスコアを大きく左右する
  • 距離の打ち分け、高低の打ち分け、クラブの使い分けが3本柱
  • 「寄せワン」を1ラウンド2〜3回増やすだけでスコアは2〜3打改善
  • 転がしアプローチが基本。高い球はリスクが高い
  • ゲーム感覚の練習で実戦力とプレッシャー耐性を同時に鍛える

使われないアプローチ練習場

多くのゴルフ場や練習場にはアプローチエリアがあるのに、使っている人は意外と少ない。「時間がない」「何を練習すればいいかわからない」という声をよく聞きます。

でも、アプローチの精度はスコアに直結します。パーオンを逃したときにアプローチで寄せてワンパット、いわゆる寄せワンを取れるかどうかで、1ラウンドのスコアは3〜5打変わってきます。ここでは、その精度を底上げする5つのドリルを紹介します。

3〜5打
アプローチ改善による期待スコア改善幅
寄せワンを1ラウンド2〜3回増やすだけでこれだけ変わる

距離の階段ドリル

最も基本的で、最も大切なドリル。距離感を磨きます。

1

5ヤード・10ヤード・15ヤード・20ヤード・30ヤードの5距離を設定

目標になる旗やマーカーがあれば活用。なければ歩測で目安をつけます。

2

各距離で3球ずつ打つ

同じクラブ(まずはPW)で5距離を打ち分ける。スイング幅で距離を調整します。

3

全15球で「目標の3m以内」に何球寄せられたかカウント

10球以上で合格。次のクラブ(SW、9番など)で同じドリルを繰り返します。

距離感は「振り幅」で覚える

腕時計の文字盤に例えると、7時→5時が10ヤード、8時→4時が20ヤード、9時→3時が30ヤード。このように振り幅と距離を対応させて覚えると、コースでも再現しやすくなります。


ワンクラブ3ショットドリル

1本のクラブ(PW推奨)で3種類の球を打ち分ける練習です。

  • ランニング(転がし):ボール位置を右足寄り、手首を使わずパターのように打つ。低く出てよく転がる
  • ピッチ&ラン:通常のアプローチ。半分キャリー、半分ラン
  • ロブ(上げる):フェースを開いて高く上げる。キャリーが多くランが少ない

同じ15ヤードの距離に対してこの3つを打ち分けられると、コースの状況に応じて最適な選択ができるようになります。

こうなりがち
すべてのアプローチをSWのフルショットで対応。距離調整が難しい
おすすめ
PW1本で転がし・ピッチ&ラン・ロブを使い分け。状況に応じて最適な球種を選択

ターゲットサークルドリル

特定のターゲットに対する精度を鍛えるドリルです。

1

ターゲット(旗やマーカー)を決める

15〜20ヤードの距離が練習しやすい。

2

ターゲットの周囲に仮想のサークルを設定

初心者は半径3m、中級者は半径2m、上級者は半径1m。

3

10球打って、サークル内に何球入るかカウント

目標は初心者5球以上、中級者7球以上、上級者8球以上。

慣れてきたら、毎球ランディングスポットを変えて打つ、「手前に落としてランで寄せる」と「ターゲットの上から落とす」を交互にやる、異なるクラブで同じターゲットを狙う、といった負荷を足していくと実戦的になります。


アップ&ダウンチャレンジ

アプローチとパッティングをセットで行う、実戦を想定した総合ドリルです。

1

グリーン周りの異なる位置からアプローチ

5ヶ所(前後左右+奥)からそれぞれ1球ずつアプローチ。

2

アプローチしたボールを1パットで沈める

アプローチ+1パットで成功=「アップ&ダウン成功」。

3

5ヶ所中何回アップ&ダウンできたかカウント

目標は初心者1回、中級者2回、上級者3回以上。

このドリルの良いところは、アプローチとパッティングを連動して練習できること。寄せワンの感覚が体に染み込みます。

最も実戦に近いドリル

アップ&ダウンチャレンジは、コースでの「グリーンを外した後のリカバリー」をそのまま練習できる唯一のドリル。パーセーブ率を上げたいなら、このドリルが効きます。


ライ別対応ドリル

アプローチ練習場では、フラットなライだけでなく、さまざまなライから打てる場合があります。それぞれの傾向をつかんでおきましょう。

  • 花道(フラットで芝が短い):転がしアプローチが最適。パターも有効
  • ラフ(芝が長い):ボールが沈んでいる場合はSWでしっかり打つ
  • 左足上がり:ボールが高く上がりやすい。距離が落ちるので大きめに
  • 左足下がり:ボールが上がりにくい。転がしのほうが安全
  • つま先上がり:フック(左に曲がる)しやすい。右を狙う
  • つま先下がり:スライス(右に曲がる)しやすい。左を狙う
1

それぞれのライから5球ずつ打つ

普段の平らなライとの違いを体感する。

2

各ライでの球の飛び方の傾向を記憶する

「左足下がりだと低く出る」「つま先上がりだと左に行く」など。

3

ライに応じた調整法を体に覚えさせる

コースで同じ状況に遭遇したとき、練習の経験が活きます。


アプローチ練習の黄金ルール

1

転がしが基本

高く上げる球はミスのリスクが高い。まずは低く転がすアプローチを確実にできるようにします。

2

落としどころを決めて打つ

ピンではなく、ボールを落とす場所(ランディングスポット)を決めてから打つ。これだけで距離感の精度が上がります。

3

シンプルなスイングを心がける

アプローチは腕だけで打つ「手打ち」になりやすい。肩の回転で打つことを意識しましょう。

こうなりがち
ピンを狙ってフルスイング気味のアプローチ → 距離のばらつきが大きい
おすすめ
落としどころを決めて、振り幅でコントロール → 安定した距離感

まとめ

アプローチ練習場は、いわば「スコアを作る場所」です。ここで紹介した5つのドリルを組み合わせれば、グリーン周りの引き出しが増え、寄せワンの回数も自然と増えていきます。

特に距離の階段ドリルとアップ&ダウンチャレンジは、毎回取り入れたい定番メニュー。次の練習では、まず15分だけアプローチ練習場に足を運んでみてください。


参考文献・データについて

本記事のドリル内容は広く知られたアプローチ練習法を基にしています。アプローチ改善によるスコア改善幅(3〜5打)は一般的なコーチング知見に基づく推定値であり、個人のレベルや練習頻度によって異なります。


ゴルスコ編集部

ゴルフスコア分析アプリ「ゴルスコ」の編集部です。データとスタッツに基づいたゴルフ上達のヒントをお届けします。

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