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ラフからの脱出術:深さ別の最適クラブ選択

ラフからのショットを深さ別に解説。浅いラフ・中程度のラフ・深いラフそれぞれの最適なクラブ選択と打ち方を紹介します。

ゴルスコ編集部
GOLSCO Editorial
2026年5月5日6分で読めます
#ラフ#脱出
この記事のポイント
  • ラフの深さによって使うクラブと打ち方が大きく変わる
  • 浅いラフ(ボールが半分以上見える)なら通常に近いショットが可能
  • 深いラフ(ボールが沈んでいる)はまず脱出を優先。欲張らない
  • ラフで最も多いミスは「距離を欲張ってクラブ選択を間違える」こと

ラフに入った瞬間、パニックになっていませんか?

ティーショットがフェアウェイを外れてラフへ。「やばい」と思いながらボールのところに行くと、芝に埋まっている......。

ラフからのショットが苦手な人は多いですが、その原因の多くは技術ではなく判断にあります。ラフの状態を正しく見極めて、適切なクラブを選べば、ラフからでもスコアを崩さずに済みます。


まずラフの「深さ」を見極める

ラフからのショットで最初にやるべきことは、ボールの状態を確認すること。ラフの深さを3段階に分けて考えましょう。

浅いラフ(ボールの半分以上が見える)

セミラフやファーストカットとも呼ばれる。ボールの大部分が見えている状態。フェアウェイからのショットに近い対応が可能。

中程度のラフ(ボールの上部だけ見える)

ボールの上半分くらいが見えている状態。クラブの選択と打ち方に工夫が必要。

深いラフ(ボールがほぼ見えない)

ボールがすっぽり芝に沈んでいる状態。脱出が最優先。距離を欲張ると大怪我する。


浅いラフからのショット

ボールの半分以上が見える浅いラフなら、フェアウェイからのショットに近い打ち方ができます。

クラブ選択

  • ほぼ通常通りのクラブでOK
  • ただしフライヤー(ボールとフェースの間に芝が挟まり、スピンが減って飛びすぎる現象)に注意
  • 長い番手(5番以上)もそこそこ使える

打ち方のポイント

  • 通常のスイングでOK
  • ボールをやや右寄りに置くと、クリーンにヒットしやすい
  • フライヤーを考慮して、ターゲットの手前に着地する計算で
フライヤーとは?

ラフからのショットでボールとフェースの間に芝が挟まると、バックスピンが減少します。結果、ボールが通常より飛びすぎ、グリーンで止まりにくくなる。特に7〜9番アイアンで顕著。浅いラフでも起こるので注意が必要です。


中程度のラフからのショット

ボールの上部だけ見える状態。ここからが「ラフらしいラフ」です。

クラブ選択

  • ロングアイアン(5番以下)は避ける。芝の抵抗に負けてヘッドが回る
  • 7番〜9番アイアンが現実的な選択
  • ユーティリティやFWウッドは芝に潜りやすく、避けた方が無難
  • 残り距離が長い場合は、2回に分けてフェアウェイに戻す判断も

打ち方のポイント

  • ボール位置をやや右寄りに
  • ハンドファーストを強めに
  • 上から鋭角にクラブを入れる(ダウンブロー意識)
  • 芝の抵抗でフェースが左を向くので、やや右を狙う
こうなりがち
深いラフから無理に5番アイアンでグリーンを狙う → 芝に負けて100ヤードしか飛ばない
おすすめ
9番アイアンでフェアウェイに出す → 残り100ヤードをピンに打てる → ボギーで収まる
フェアウェイ復帰
中程度〜深いラフからの最優先目標
距離よりも次のショットを打ちやすい場所に出す

深いラフからのショット

ボールがほぼ見えない深いラフ。ここからは脱出が唯一の目標です。

クラブ選択

  • SW(サンドウェッジ)またはAW(アプローチウェッジ)一択
  • ロフトが大きいクラブほど芝の抵抗に負けにくい
  • 「とりあえず前に出す」と割り切る

打ち方のポイント

  • フェースをやや開く(芝に負けてフェースが閉じるのを相殺)
  • 急角度にクラブを上げて、上から叩く
  • 力強く振り抜く。芝の抵抗が大きいのでしっかり振ること
  • ボールは右足寄り

ボールの状態を確認

ボールがどのくらい沈んでいるか、芝の方向(順目か逆目か)を確認。

脱出ルートを決める

「フェアウェイに出す」「グリーン方向に少しでも近づける」などの目標を設定。グリーンは狙わない。

SWを選んで思い切り振る

中途半端なスイングが一番危険。芝の抵抗に負けて全く飛ばなくなる。しっかり振り抜くこと。

深いラフからの「英雄ショット」は禁物

深いラフから200ヤード先のグリーンを狙う。これは「英雄ショット」と呼ばれ、結果は悲惨になることがほとんど。脱出に1打使って、次にフェアウェイから打つ方がトータルスコアは良くなります。


ラフに関する戦略的な考え方

ラフの「順目」と「逆目」

芝がターゲット方向に倒れている「順目」は比較的打ちやすい。逆に芝がターゲットと逆方向に倒れている「逆目」は抵抗が大きく、飛距離がかなり落ちます。

順目か逆目かは、芝の光沢で判断できます。芝が光って見えるのが順目、暗く見えるのが逆目。

夏と冬でラフの難易度は変わる

夏場は芝が伸びてラフが深くなり、粘りも強くなる。冬場は芝が枯れてラフが浅く、抵抗も小さい。季節に応じた判断も重要です。

「ラフに入れない」のが最善の戦略

当たり前ですが、ラフに入れないことが最善。ティーショットでドライバーにこだわらず、フェアウェイに置けるクラブを選ぶのも立派な戦略。


ラフの深さ別:判断チャート

迷った時はこのチャートで判断しましょう。

浅いラフ → 通常に近いクラブ選択。フライヤー注意。グリーンを狙える 中程度のラフ → 短い番手(7番以上)で。距離があればフェアウェイに出す判断も 深いラフ → SW/AWで脱出一択。次のショットで勝負する


まとめ

ラフからのショットは「判断力」が9割。

  1. まずラフの深さを見極める -- 浅い・中程度・深いの3段階
  2. 深いラフは脱出最優先 -- 欲張りがスコアを壊す最大の原因
  3. クラブ選択を間違えない -- 深いほど短い番手(ロフトの大きいクラブ)を
  4. フライヤーに注意 -- 浅いラフでもスピンが減って飛びすぎることがある
  5. 2打で考える -- 1打で取り返そうとせず、2打でどうリカバリーするかを考える

ラフからのミスの多くは、技術不足ではなく判断ミス。冷静な判断ができれば、ラフに入ってもスコアは守れます。


参考文献・データについて

本記事のクラブ選択の目安やラフの深さの分類は、一般的なゴルフコーチングの知見に基づいています。ラフの状態はコースや季節、天候により大きく異なるため、実際の判断は現場の状況に応じて行ってください。


ゴルスコ編集部

ゴルフスコア分析アプリ「ゴルスコ」の編集部です。データとスタッツに基づいたゴルフ上達のヒントをお届けします。

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